高齢者の補聴器購入のための助成制度!
高齢者の補聴器購入のための助成制度!
中央社会保障推進協議会を中心とした高齢者の補聴器購入の為の助成制度が各地で進んでいます。
この制度は従来からある障害者総合支援法とは異なり、身体障害者手帳を持っていない高齢者用の助成制度です。
コロナ禍で外出自粛が増えた事がこの制度促進の引き金になったのかも知れません。
中央社会保障推進協議会では全国各地での運動・活動・議会への働きかけなどの情報を募集しているので、是非情報を提供して下さい。
それにより全国津々浦々でこの制度が実施される可能性があります。
2022年4月8日中央社会保障推進協議会が調べた現在での各地の助成制度実施状況を掲載します。
尚、助成制度の内容は各市区町村によって異なりますので、詳細は市区町村のホームページで調べて下さい。
・札幌市/子どもの補聴器購入費等を助成
・北海道赤井川村/補聴器の購入補助について
・北海道北見市/北見市高齢者福祉サービス事業一覧
・北海道東川市/補聴器購入助成制度
・北海道蘭越町/補聴器購入助成制度
・北海道池田町/補聴器購入費の一部を助成
・北海道弟子屈町/補聴器購入助成制度
・岩手県遠野市/日常生活の支援(補聴器の給付
・岩手県大船渡市/軽度難聴者支援事業実施要綱
・岩手県九戸村/難聴者の補聴器購入費を助成
・栃木県宇都宮市/老人福祉補聴器の交付
・栃木県足利市/日常生活用具給付事業(補聴器)
・茨城県古川市/補聴器購入費等助成
・新潟県阿賀野市/軽・中等度難聴者補聴器購入費助成事業
・新潟県三条市/補聴器購入費助成事業
・新潟市見附市/難聴者補聴器購入費助成事業について
・新潟県聖籠町/難聴者補聴器購入費助成事業
・新潟県刈羽村/難聴者補聴器購入費助成
・東京都足立区/高齢者補聴器購入費用助成事業
・東京都板橋区/高齢者補聴器購入費助成事業
・東京都港区/高齢者補聴器購入費助成事業
・東京都渋谷区/高齢者補聴器購入費助成
・東京都新宿区/補聴器の支給
・東京都豊島区/高齢者補聴器購入費助成
・東京都練馬区/高齢者の補聴器購入費用助成事業
・東京都文京区/高齢者補聴器購入費用助成事業
・東京都利島村/高齢者補聴器購入費助成事業
・東京都千代田区/補聴器購入費の助成
・東京都江東区/高齢者補聴器の現物支給及び購入費助成
・東京都江戸川区/補聴器購入資金の一部助成
・東京都葛飾区/補聴器購入費助成
・東京都大田区/高齢者補聴器購入費助成
・東京都中央区/補聴器購入費用助成
・東京都墨田区/高齢者の補聴器購入費を助成
・千葉県浦安市/補聴器の購入費助成
・千葉県船橋市/補聴器購入費用助成事業
・千葉県印西市/【受付停止中】高齢者の補聴器購入費用を助成
・埼玉県朝霞市/高齢者補聴器購入費助成事業のご案内
・神奈川県/軽度・中等度難聴児補聴器購入費補助事業について
・神奈川県相模原市/2022年度予算案で提案
・長野県木曽町/木曽町高齢者補聴器購入費補助金
・長野県南箕輪村/南箕輪村高齢者補聴器購入費用助成
・静岡県長泉町/高齢者補聴器購入費助成事業
・静岡県焼津市/高齢者保健福祉用具(補聴器)給付の申請の流れ
・静岡県磐田市/在宅支援・補聴器購入費助成
・岐阜県輪之内町/高齢難聴者補聴器購入費の助成について
・愛知県設楽町/難聴高齢者補聴器購入費等助成
・愛知県犬山市/犬山市難聴高齢者補聴器購入費助成事業
・愛知県稲沢市/軽度・中等度難聴児の補聴器購入費の助成
・兵庫県明石市/高齢者の補聴器購入費の助成
・鳥取県大山町/高齢者補聴器購入費助成事業
・鳥取県日吉津村/2022年4月~実施予定
・鳥取県湯梨浜町/高齢者補聴器購入費助成事業のご案内
・島根県益田市/益田市高齢者補聴器購入費助成事業
・福岡県田川市/軽度難聴者補聴器購入費助成
・沖縄県那覇市/加齢性難聴者に対する、補聴器購入費用の助成について
2022年第1四半期(1~3月)補聴器出荷台数!
2022年第1四半期(1~3月)補聴器出荷台数!
2022年第1四半期の補聴器出荷台数が公表されました。
詳細は次の通りです。
2022年 1月~3月(前年比) タイプ別構成比(前年の構成比)
合計 138,379(102.2%)
ポケット型 3,356( 90.0%) 2.4%( 2.8%)
耳かけ型 34,960( 96.6%) 25.3%(26.7%)
RIC型 45,582( 95.3%) 32.9%(35.3%)
メガネ型 54( 43.2%) 0.1%( 0.1%)
耳あな型 40,833( 98.7%) 29.5%(30.6%)
既成耳あな型 13,594(220.8%) 9.8%( 4.5%)
2020年に出現した新型コロナウイルス感染の影響で落ち込んだ補聴器出荷台数は、2021年にTV観賞用の需要が貢献し
589,951台まで回復しました。
2022年は外出自粛が緩む中、増加か減少かいずれの方向に進むか注目されていましたが、
既成耳あな型だけが大幅に伸びる出だしとなりました。
全体としては2、964台増加しているので、2022年全体としては60万台復帰の足がかりになりましたが、
伸びたのは既成耳あな型の7,436台だけで他は全て減少していることになります。
既成耳あな型の特徴は簡単な装用と低価格ですが、海外メーカーがこの分野に力を入れ始め、
ある程度の調整が出来る製品に水準が上がっていることがうけているのだと推測します。
以前よりブログで指摘してきた通り、この傾向は今後も増加することが予測されるので、
将来的には市場の半分位を占める事になるかも知れません。
その意味では次回第2四半期(4~6月)の動向が注目されます。
田原総一朗氏に補聴器を!
田原総一朗氏に補聴器を!
昨晩テレ朝の報道番組「クロスファイア激論」を見ていて感じたのは、
メインキャスターの田原総一朗氏が難聴であることだった。
17年間補聴器の仕事をしていたので聞こえについては気になる事が多いのだが、
彼の場合はある程度進んだ難聴に思える?
ゲストの人が解説をしているときに、肝心な場所で聞き返しをするし、
話を途中て切って自分が予定している質問に切り替えたりする。
ゲストの解説と彼の質問に話の流れがつながらず議論全体が不明確になることも多い。
自分が難聴だとしゃべるときに声が大きくなるのはよくあるが、彼のしゃべり方も同じである。
もう一つゲストを人差し指で指しながら怒った様な顔で大声を出すのも目に余る!
昨日はウクライナ問題だった事もあって途中で見るのを止めてしまった。
最近はとても良い補聴器が多く販売されているのでそれらを装用して番組に臨むか、
メインキャスターを降りる事をお勧めしたい。
集音器のTV広告!
集音器のTV広告!
最近集音器のTV広告が増えているように思います。
2020年からコロナ禍で外出自粛を求められる中、2021年はTV情報収集や東京オリンピック・パラリンピック開催感染の為に補聴器を購入する人が増えました。表立った数字は公表されていませんが集音器も相当伸びたことが推測されます。
そんな傾向を反映してかどうか不明ですが、最近集音器のTV広告が増えています。
TV広告の広告料は高いですからかなり売れていると想像します。
ここ2週間ほどの広告ではJVCが販売する集音器「みみ楽」があります。
補聴器で言う箱形補聴器と同様、箱形の本体にあるマイクで音を拾って有線のイヤホーンで聞く最も原始的な集音器です。
広告ですから何人かの素人タレントがよく聞こえるとコメントする印象派の広告です。
何の技術的説明がないので分かりませんが、おそらくJVCがイヤホーンに工夫を凝らして音響的に良い音にしているのでしょう。
しかし、集音器と薬事法で定められている補聴器は全くの別物です。
極々軽度の難聴でTVを楽しむだけなら使えるかも知れませんが、家族や友人との会話、電話、
外へ出ての会話や集会など様々な環境での聞こえ対応は補聴器の方がはるかに優れています。
すぐに集音器を購入する前に最寄りの補聴器販売店を訪れて集音器と補聴器の違いについて話を聞くことをお勧めします。
2021年補聴器出荷台数!
2021年補聴器出荷台数!
2021年1月~12月の補聴器出荷台数が公表されました。
詳細は次の通りです。
2021年 1月~12月(前年比) タイプ別構成比(前年の構成比)
合計 589,951(104.7%)
ポケット型 16,044(101.2%) 3.7% ( 2.8%)
耳かけ型 152,274( 91.0%) 25.8%(29.7%)
RIC型 203,817( 97.9%) 34.5%(36.9%)
メガネ型 324(101.6%) 0.1%(0.1%)
耳あな型 179,821(120.9%) 30.5%(26.4%)
既成耳あな型 37,671(164.8%) 6.4%( 4.1%)
2020年はコロナ禍の影響で大きく落ち込み、2019年に達成した60万台を大きく下回りましたが、2021年は相当の改善が見られました。一番厳しい第5波のコロナ感染もありましたが、これが外出自粛の強化による家庭内会話の拡大、さらに東京オリンピック・パラリンピック開催でTV観戦が増えたことが、聞こえの大切さと補聴器購入につながった様に思います。最寄りの補聴器販売店をいくつか見ていると来店客も増えている様です。昨日定期健診で行った東京医療センターの外来待合室ではオーティコンの紙袋を大事そうに抱えているお婆さんもいました。
タイプ別に見ると耳かけ型やRIC型が減り、耳あな型が増加しました。これはひとえにマスクとの関係です。購入される方々は両タイプのメリット、ディメリットを理解されたのではないでしょうか?
2022年の焦点は補聴器出荷台数が再度60万台に乗るかどうかです!
オミクロン株の急速な拡大で外出自粛は未だ続きそうで、飲食産業や観光産業の業績改善が遅れる見込みです。岸田政権は新しい経済政策を表明し成長と分配の好循環を頻繁に訴えていますが、成長と分配と言うキャチフレーズはここ10年間聴き続けて来たのと同じであり、結果として給与が上がらないとか経済成長もなかったので、庶民の生活環境の急な改善は見込めそうもありません。この先行き不安感は補聴器にも影響が出ています。10万円以下で入手出来る既製品の耳あな型や通販の耳かけ型の販売が拡大しています。いずれも携帯である程度の調整が出来る、リモートで購入先との連絡が取り合える等、利便性が向上していることが背景にあります。補聴器は専門性の高い販売店で聞こえを徹底的に追求するグループと利便性と価格を重視したグループに市場が割れるかもしれません。
メディカルリスニングプラグ自主回収!
メディカルリスニングプラグ自主回収!
本ブログで何度も予告していましたが、補聴器業界は米国でFDAが補聴器のOTC販売を認可したことで広がっている
既製品耳あな型が日本にも参入して来て流通に変化が生じています。
従来補聴器専門店や大手のメガネ量販店での販売が主流でしたが、既製品耳あな型が比較的廉価で提供されるようになってから、
通信販売だけでなく大手ディスカウントストアや調剤薬局チェーンでも積極的に販売されるようになりました。
この様な環境下、ブランド録の強いシャープが9月17日よりメディカルリスニングプラグという品名で
99、800円/台の既製品耳あな型補聴器を販売開始しました。
ところが11月18日に製造元である(株)ニューロシューティカルズが既に販売した960台を自主回収すると発表したのです。
理由は本品の筐体部で発見されたわずかなひびということです。
ひびの拡大化を懸念しての早期自主回収はシャープというブランドイメージを守る為に当然のことと思いますが、
(株)ニューロシューティカルズの品質管理体制には疑問を感じます。
同時に判ったことは発売以降40日程で960台販売されたことです。
製品の性能的には現在専門店で販売されいる中級品とそれほどの遜色がないので
99,800円という価格が顧客の興味を引いたことになります。
単純に365日で計算すると8760台になりますが、おそらく評判が評判を生み2万台程度は売れていたはずです。
コロナ禍の影響もありそうですが、補聴器とその価格に対する関心が上がっていることを改めて感じました。
筐体に発生しているひびは場所とひびの程度によりますが、内在するマイクとレシーバの位置を変更する必要があるとすると
筐体の設計変更を含め再販開始まで時間がかかるかもしれません。
最近の既製品耳あな型補聴器は携帯電話を利用した調整がある程度出来るようになりましたので、
操作に精通している人は専門店頼みではなくもっと気軽に購入する市場を形成する可能性があります。
従来から補聴器を販売している専門店や大手のメガネ量販店での補聴器の調整力はレベルが一定ではないようで、携帯経由以上の調整力が
求められることになります。別の言い方をすれば、補聴器の調整に精通していて、使用者の満足度をもっと高めることが出来る販売店は益々業績を伸ばすように思います。
2021年第3四半期までの補聴器出荷台数!
2021年第3四半期までの補聴器出荷台数!
7月~9月は最近では最も忙しい期間だったと思います。
コロナ禍はこれまでの最悪期を迎え、そんな中で東京オリンピック・パラリンピック開催を強行し、
自民党は菅首相が突然辞任する事になり急遽総裁選をやるといった、目が回るような感じでした。
反面、コロナ禍でやることがない中、東京オリンピック・パラリンピックでの日本人の活躍や
雨で延び延びになった夏の甲子園を見ることが楽しみだったのは、皮肉な感じがします。
第3四半期の出荷台数が発表されましたが、コロナ感染の第5波が影響したせいか、台数は前年同期比3.2%の減少でした。
第3四半期までの合計数字詳細は次の通りです。
2021年 1月~9月(前年比) タイプ別構成比(前年の構成比)
合計 :424,372( 96.8%)
ポケット型 : 12,109( 93.7%) 2.9% ( 2.9%)
耳かけ型 :111,205( 91.5%) 26.2% (30.2%)
RIC型 :147,097( 96.8% 34.7% (37.6%)
メガネ型 : 274(110.5%) 0.1% ( 0.1%)
耳あな型 :129,884(126.2%) 30.6% (36.8%)
既成耳あな型 : 23,803(150.0%) 5.6% ( 5.6%)
上記データを見るとマスクの影響で耳あな型の人気続いていることが目につきます。
もう一つは既製品の耳あな型が予想通り増えてきていることです。既製品ではありますが
デジタルチップを搭載して簡単な調整が携帯アプリで出来ることや価格が低いことが魅力です。
今後とも拡販が進み、補聴器市場の2極化が形成されるのではないでしょうか?
2019年に補聴器の出荷台数は初めて60万台に到達して今後の更なる飛躍が期待されましたが、
コロナ禍の影響で2020年は56万台に落ちてしまいました。
コロナ禍で外出自粛が進むとTV観賞の為に補聴器を購入する人が増えています。
2021年は第3四半期までで42万台強ですから、第4四半期が昨年の約16万台と同程度であれば
再び60万台に近づくことが見込まれます。期待しましょう!
麻生財務大臣の補聴器!
麻生財務大臣の補聴器!
麻生財務大臣が左耳に補聴器を装用しています。
2019年5月10~17日号の「FRIDAY」によると、シーメンス社製の50万円の補聴器だそうです。
17年間補聴器業界に携わった者として思ったことを掲載します。
○ 財務大臣が堂々と補聴器を装用してくれていることで、補聴器装用を隠す方が減る可能性があります。
○ 補聴器専門店も多くありますが、特に眼鏡店で購入されていることが注目されます。
メガネも購入出来る利便性、もしくは、補聴器取り扱いの優秀性、いずれで選んだのでしょうか?補聴器専門店でも、
メガネとの併売店でも、それぞれ優秀なお店とそうでないお店があります。
本サイト【はじめての補聴器】で指摘しているように、満足の補聴器購入は自分に合った優秀なお店選びにかかっています。
麻生大臣が通っている眼鏡店もおそらく優秀なお店なのでしょう。
○ 2019年以前に購入された様ですが、その頃はシーメンスは補聴器部門をシバントス社に売却していました。
シバントス社はスウェーデンの投資会社ですが、ブランド名はその後シグニアに切り替えています。
世界各国の子会社ではシバントス社で活動していますが、スウェーデン本社とデンマークのWIDEX本社は合併して
世界第3位の補聴器メーカーになっています。
○ 左耳だけに補聴器を装用している様ですが、右耳の聴力は健聴者レベルなのでしょうか?そうであれば珍しい症例だと思います。
もし、右耳も難聴で左右の難聴レベルに大きな差がないのであれば、右耳にも装用する事を販売店は勧めなかったのでしょうか?
○ 2019年時点から現在まで補聴器の技術革新は進んでいますので、オーティコンのMORE等、最新の補聴器を試聴するのも
良いのではないでしょうか?
国会の質疑応答で麻生大臣が顔を傾けて聴いているのを見ていると、求められる補聴器の性能が不足しているか、
又は十分調整されていないかと感じます。
2021第2四半期までの補聴器出荷台数!
2021第2四半期までの補聴器出荷台数!
デルタ株の出現でコロナ感染が再度拡大しています。
政府は外出自粛しか対策を出すことが出来ないので、相変わらず報道を通じて自粛をお願いしています。
ワクチン接種が予想以上に進行し高齢者にコロナへの警戒感が生まれたかもしれません。
感染状況を報道でチェックする習慣が出来たせいか、補聴器の販売が伸びています。
1-6月間の出荷台数は大幅に伸びて前年比110%となりました。
日本では補聴器を使っていない軽度から中等度の難聴者が凄く多いのですが、
その中の一部の方が聞き取れないことをきっかけとして補聴器を購入されたのだと思います。
興味深い現象としては、これまで伸びてきたRICを含む耳かけ型が減り、耳あな型が急増したことです。
これはマスクと耳かけ型の併用がかなり難しいことを物語っています。
補聴器は耳かけ型でも耳あな型でも耳に装着するのが極簡単に出来るようになれば、
食わず嫌いはほとんど解消して、大変便利なものだと思うようになります。
コロナ感染は困ったものですが、聞こえの大切さを認識してもらうためには貢献していると言う変な関係にあります。
ワクチン接種を躊躇されている方々の心配事は副作用だと思いますが、補聴器に副作用は有りませんので、
是非正確な情報を得るために積極的に使ってみて下さい。
2021年1月~6月の詳細は次の通りです。
2021年 1月~6月(前年比) タイプ別構成比(前年の構成比)
合計 : 273,519(110.0%)
ポケット型 : 7,863(112.3%) 2.9% ( 2.8%)
耳かけ型 : 71,902( 93.9%) 26.3% (30.8%)
RIC型 : 96,723(102.0%) 35.3% (38.1%)
メガネ型 : 198(134.7%) 0.1% ( 0.1%)
耳あな型 : 85,458(144.6%) 31.2% (23.8%)
既成耳あな型: 11,375(102.4%) 4.2% ( 4.5%)
Olive Smart Ear!
Olive Smart Ear!
米国で医療機器認定を受けて日本での販売を開始した掲題のイヤホーンが売れているようです。
自社広告では約1年間で2万人以上の方々が購入された様に記載されています。
FDAは米国議会の要請に基づいてOTC(専門店以外での既製品販売)で販売できる補聴器のルール造りを検討してきましたが、
2020年後半には出来上がった模様で、2021年にはいくつかの補聴器がOTCで販売されています。
この流れは日本でも採用される可能性がありますが、現状はこの種製品は日本の薬事法で補聴器と認可されていませんので、
補聴器とも集音器とも言わず、イヤホーンとして販売されています。
インターネット情報を検索していると、至るところでこの製品の広告を見かけるので、売れていることは間違いなさそうです。
コロナ禍の影響で外出自粛が要請される中、自宅でTV観賞時間が増え補聴器や集音器に対する需要も増えていそうです。
コロナ禍の影響は自粛だけでなく経済的な圧迫にも繋がっているため、出来るだけ安いものが求められる傾向にあります。
補聴器ではないのに売れるのは価格の貢献度が高いわけですが、
どんな機材であっても、それを使って自分の聞こえを満足する域にするための決定的な秘訣は、
自分の聞こえに関する要望にできる限り答えてくれる販売店であることを忘れないで下さい!