2021年第3四半期までの補聴器出荷台数!
2021年第3四半期までの補聴器出荷台数!
7月~9月は最近では最も忙しい期間だったと思います。
コロナ禍はこれまでの最悪期を迎え、そんな中で東京オリンピック・パラリンピック開催を強行し、
自民党は菅首相が突然辞任する事になり急遽総裁選をやるといった、目が回るような感じでした。
反面、コロナ禍でやることがない中、東京オリンピック・パラリンピックでの日本人の活躍や
雨で延び延びになった夏の甲子園を見ることが楽しみだったのは、皮肉な感じがします。
第3四半期の出荷台数が発表されましたが、コロナ感染の第5波が影響したせいか、台数は前年同期比3.2%の減少でした。
第3四半期までの合計数字詳細は次の通りです。
2021年 1月~9月(前年比) タイプ別構成比(前年の構成比)
合計 :424,372( 96.8%)
ポケット型 : 12,109( 93.7%) 2.9% ( 2.9%)
耳かけ型 :111,205( 91.5%) 26.2% (30.2%)
RIC型 :147,097( 96.8% 34.7% (37.6%)
メガネ型 : 274(110.5%) 0.1% ( 0.1%)
耳あな型 :129,884(126.2%) 30.6% (36.8%)
既成耳あな型 : 23,803(150.0%) 5.6% ( 5.6%)
上記データを見るとマスクの影響で耳あな型の人気続いていることが目につきます。
もう一つは既製品の耳あな型が予想通り増えてきていることです。既製品ではありますが
デジタルチップを搭載して簡単な調整が携帯アプリで出来ることや価格が低いことが魅力です。
今後とも拡販が進み、補聴器市場の2極化が形成されるのではないでしょうか?
2019年に補聴器の出荷台数は初めて60万台に到達して今後の更なる飛躍が期待されましたが、
コロナ禍の影響で2020年は56万台に落ちてしまいました。
コロナ禍で外出自粛が進むとTV観賞の為に補聴器を購入する人が増えています。
2021年は第3四半期までで42万台強ですから、第4四半期が昨年の約16万台と同程度であれば
再び60万台に近づくことが見込まれます。期待しましょう!