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上野・マティス!

カテゴリ: 散策 公開日:2023年06月30日(金)

上野・マティス!

上野駅と言うのは本当に大きな駅で、建物は7層にわたり出入り口も沢山あります。

上野動物園や国立博物館、西洋美術館等に行く際使う公園口から浅草口まで歩いたのですが、

駅の周囲を回るようにして行っても大変遠く感じました。

その間幾つもの出入り口があり、上野駅の巨大さを感じました。

これならスイカを使って駅に入場して有料ではありますが駅構内を通った方がだいぶ時間が節約出来るだろうと思いました。

上野と言えば北への列車のターミナル駅としてのイメージがとても強いです。

スキー旅行も夏の旅行も上野駅から始まり、上野駅に帰って来て終わっていました。

そんな交通の要の場所でもあり、沢山の有数の美術館やコンサートホールがあり、東京芸大と言う日本の最高峰の芸術大学もあります。

更には上野動物園は子供時代そして親になれば子供を連れて、更には孫を連れてと一生縁があるように思います。

一方アメ横のあの活気ある雰囲気は独特で飲んだり食べたり買い物したりと楽しいところです。

地方から来た友人が行きたいというので一緒に行ったりして、やはり有名なんだと再確認したりしました。

上野はエネルギーがいっぱいの多面性を持つ大きな魅力的な町だと思います。

東京都美術館で開催中のマティス展も覗いてみました。

マティスといえばドラン、ブラマンクと共にフォーヴィズム(野獣派」の巨匠として有名です。

フォーヴィズムとは純粋な色彩による絵画様式で野獣を描いているわけではありません。

画像の5作はマティスの代表作ですが下段左はフォーヴィズム前に彼が最初に描いた「読書する女性」で写実的です。

上段左はフォーヴィズムに変化するきっかけになったと言われる「緑色の食器戸棚と静物」です。

その他三作のフォーヴィズム画との違いがよくわかります。

matisse

ダヴィンチと並ぶスーパー画家であるカソとも親交がありましたが、

ピカソのキュビズム(立体派=立方体派)とも通じるところが感じられます。

キュビズムとはルネサンス以来の単一焦点による遠近法の放棄すなわち複数の視点による対象の把握と画面上の再構成、

及び形態上の極端な解体・単純化・抽象化を意味します。

マティスの作品をいろいろ鑑賞して個人的に感じたことは自分でも描けそうですが、現実には描けないであろう難しさでした。