小惑星探査機「はやぶさ2」ラストスパート!
小惑星探査機「はやぶさ2」ラストスパート!
以前「はやぶさ2」が小惑星リュウグウに向かっていることを掲載しましたが、飛行上最後の難関とみられていたイオンエンジンの連続運転を10日から開始し、順調に稼働しているそうです。このまま行けば、7月初めごろにリュウグウ付近に到着して、着陸点の選定などを始めるそうです。予定では着陸後1年半ほど滞在し、3か所でのサンプル回収を行い、数グラムのサンプルを2020年12月ごろに持ち帰るそうです。小惑星探査はこれだけかと思っていたら、NASAが別の小惑星「ベンヌ」に「オシリス・レックス」を打ち上げていることがわかりました。「リュウグウ」も「ベンヌ」も共に地球と火星の間の軌道を回っている小惑星ですが、まるで目に見えるような感覚で探査機を操っている人類の技術は凄いと思います。「オシリス・レックス」も8月ごろ到達して、その後2年半ぐらい滞在、最大2kgのサンプルを回収して2023年9月に帰還する予定です。NASAとJAXAはお互いが持ちかえった試料の一部を交換する協定を結んでいるそうです。両小惑星とも有機物や水を多く含んでいるので、生命の起源となる物質がどこから来たのかを解明する手掛かりになるかもしれません。
今シーズンの異常気象!
今シーズンの異常気象!
日本では北日本や北陸地方を中心に大寒波が襲来して大雪に悩まされていますが、世界でも異常気象は発生しています。あのサハラ砂漠でも昨年12月19日と先日7日に雪が降りました。1979年2月18日以来37年ぶりの出来事だそうです。1979年の時は30分ほどの降雪出したが、今回はかなりの積雪となり、丸一日ほど雪が残っていたそうです。こんな現象が続くと砂漠の緑地化という現象が見られるかもしれません。
米国のマサチューセッツ州では、驚くことに湾内全域の海が凍ってしまいました。フロリダ迄極超寒波が襲っているようなので、米国も大変だと思います。
逆に暑い方では、今年に入ってオーストラリア中南部で54℃を記録したそうです。これまでの記録は1960年の50.7℃だったので大幅に記録を更新しています。あまりの暑さに耐えきれず、コウモリが大量に死んだそうです。これらの異常気象はいつまで続くのでしょうか?
歌川広重の世界展、他!
歌川広重の世界展、他!
● 宇品補聴器がある広島県。来月12日まで広島市にある“ひろしま美術館”で特別展「平木コレクション生誕220年歌川広重の世界」が開かれています。展示されているのは保永堂版【東海道五十三次】で良質な初摺りを中心とする90点に加え、自然豊かな江戸の名所や年中行事を描いた60点です。時間があるときにぜひ訪れてみてください。
● 白銀の阿蘇五岳!
(株)視聴覚センターがある熊本県。地震の爪痕がまだ残り復旧に懸命な努力をされています。例年に比べ、今シーズンはとても寒く天気も良くないのですが、6日の午後、つかの間の青空が出現して、真っ白に染まった阿蘇五岳を見ることが出来たそうです。杵島岳から見えた手前の中岳は噴煙を上げています(奥は高岳です)。
空から見た地球の美しい表情 その1!
空から見た地球の美しい表情 その1!
人類が誇る美しい地球。空から眺めると様々な表情を見せてくれます。いくつかの表情をシリーズでお届けします。
左は、パプアニューギニア本島から数マイル沖に位置するマナム火山。白煙は噴火口から発生していると思われます。中央は、ヒマラヤ山脈東部。雪の覆われた山頂と尾根が、中国南西部の主要河川に囲まれています。右は、アメリカのルイジアナ州の光景。ミシシッピー川の河口から、沈泥(シルト)がメキシコ湾に流れ込んでいます。
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大惑星、木星の芸術!
大惑星、木星の芸術!
太陽系でいちばん大きい惑星である木星は、地球と違い大半が水素とヘリウムのガスでできています。それは太陽と同じ構造なので、木星が今より100倍くらい大きければ、内部で核反応が起こり太陽のようになっていた可能性もあるそうです。また、これほど大きいのに自転速度がすごく速く9時間56分で1回転しています。望遠鏡で観測すると、大赤斑(だいせきはん)という大きな赤いうずが見えます。これは、表面の大気が自転の速さによって激しく動いているので出来るそうです。NASAの木星探索機であるジュノーが木星の表面を撮影した画像が公開されました。ガスのうずが様々な表情を作り出して、まるで不思議な絵画を見ているような気分にさせられます。
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2018年・「全個体電池」開発元年の予感!
2018年・「全個体電池」開発元年の予感!
世界の自動車産業界が大気汚染や温暖化抑制のために、クルマの電動化を目指して日々研究開発を進めています。現在の開発主流はリチウムイオン電池を使ったEVですが、実用性の面でまだ課題を残しています。そうした中、トヨタ自動車はもっと効率が良くて出力の高い「全個体電池」の開発を進めていて、2020年の実用化を目標に置いています。「全個体電池」はイオン伝導率で約2倍、出力で約3倍リチウム電池より優れているそうです。また、電解質がすべて個体なので液漏れの心配がなく安全性が高いこと、さらに大容量化にも向いているというメリットがあります。トヨタ自動車の決断を知って、日産もホンダも「全個体電池」の本格的な開発に踏み切ったそうです。日本メーカーのこのような動きは世界の自動車業界を刺激し、2018年が「全個体電池」開発の元年になる予感がします。
世界のイルミネーションを覗いてみよう!
世界のイルミネーションを覗いてみよう!
毎年クリスマスから年末、そして1月にかけて世界でイルミネーションの美しい情景が広がります。壮大なもの、美しいもの、変わったもの等、造形も色彩も様々で楽しいですね。
年末年始にかけて少し覗いてみましょう!
① ニューヨーク・エンパイアステートビル
② パリ・ギャラリーラファイエット
③ ミラノ・ドゥオモ広場
④ ローマ・サンピエトロ寺院広場
⑤ ロンドン・コヴェントガーデン
⑥ コペンハーゲン・チボリ公園
⑦ スイス・ハイジの村
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⑧ 東京・目黒川
⑨ 京都・るり渓温泉最後の贈り物
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⑩ 最後は小田原城・桜・梅・菊・すべての花
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冬だけの絶景「ダイヤモンド富士」、他!
冬だけの絶景「ダイヤモンド富士」、他!
● ダイヤモンド富士とは富士山と太陽が重なる瞬間の富士山のことです。
左は本栖湖沿いから見えたダイヤモンド富士、次は精進湖に見える逆さ富士、右はこれこそ本物と言えるダイヤモンド富士。目と心の保養に観賞してください。
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● 国立天文台の「天の川銀河紀行」が制作した360度動画「天の川銀河紀行」が、先進映像協会が実施するルミエール・ジャパン・アワード2017年度VR部門でグランプリを受賞しました。銀河や星座に興味のある方々にはお薦めです。YouTubeで一部の動画を見ることが出来ます。
左の画像は空を見上げるといつも見える真横から見た棒状の天の川、右は趣味レーションによってつくられた上から見たときの天の川銀河です、円盤状で中心に行くほど星の密度が濃くなっていることがわかります。
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支笏湖氷濤まつり!
支笏湖氷濤まつり!
新千歳空港からおよそ1時間の場所に位置する支笏湖。2016年に行われた公共用水域水質調査で、湖沼部門では支笏湖が10年連続日本一になったと環境所が先日発表しました。湖沼部門はCOD「化学的酸素要求量」の数値を調査するのですが、全国187水域で調査した結果、支笏湖が最も低い0.7ミリグラムだったそうです。支笏湖は入河川が少ないことや水温が低いため微生物が増えないこと等の理由で、長期にわたり水質を維持しているのだそうです。
最寄りの支笏湖温泉で毎年「支笏湖氷濤まつり」が開催されているのを御存じでしょうか?
1月末から約半月間開催されるこのまつりは、上川町の「層雲峡氷まつり」や札幌市の「さっぽろ雪まつり」と並び、北海道の冬を代表するイベントとして有名です。支笏湖の水をくみ上げて作る色とりどりの氷像は、ライトアップとともに幻想的な雰囲気を醸し出します。一度訪れてみてはいかがでしょうか?画像は支笏湖とまつりの風景です。
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日本三大夜景!
日本三大夜景!
日本人はどちらかというと日本三大・・・・・というのが好きなようです。ここで取り上げるのは三大夜景です。
① 函館市の南西に位置し、海抜334メートルの函館山の展望台からは、函館湾と津軽海峡に湾曲のシルエットを描くように挟まれた函館の市街地が輝いています。
② 神戸市の北側に位置する標高702メートルの摩耶山。山頂からは大阪平野や神戸市街地等、西日本屈指の経済圏を一望することが出来ます。延々と続く市街地の灯りで大阪湾のシルエットが際立っていますね。
③ 長崎港の西側に位置する標高333メートルの稲佐山。山頂からは長崎市街地が一望できます。女神大橋のライトアップもいいアクセントになっています。近年、世界新三大夜景にも選定され注目度が上がっています。
これら三大夜景の共通点として次の様な事があります。
・山から見下ろす夜景であること
・山から市街までの距離が近いこと
・海と港が絡む夜景であること
・地上から山頂までロープウエイ・ケーブルカーが運行されていること
ところが、人気度からすると、2015年に函館山が札幌にとって代わられたようです。札幌駅にあり、北日本で一番高い160メートルのJRタワー展望台T38から見渡せる、札幌市街の夜景が素晴らしいということのようです。
しかし、ここは三大夜景としての共通点に欠けていることが多いので、やはり函館山の方が良いのではないでしょうか?