#老化抑制に画期的な朗報!
カテゴリ: 健康
公開日:2024年06月01日(土)
#老化抑制に画期的な朗報!
74歳に近づいている本人は既に老人化しているのだが、それでも部分的に老化細胞が除去されるかも知れないと聞くとわくわくする。
老化細胞とは様々なストレスによって染色体に傷が入ることで不可逆的に細胞分裂を停止した状態になった細胞である。
老化はこの老化細胞が体内に溜まることで起こる。
順天堂大学の勝海悟郎特任助教や南野徹教授らの研究グループが国立研究開発法人日本医療研究開発機構の支援等により、
糖尿病の治療薬として開発されたSGLT2阻害薬によって老化細胞除去機構を担う免疫系が活性化され、
老化細胞が除去されることを発見した。
従来は癌の治療薬を使用していたが、大きな副作用があることが課題とされていた。
今回のSGLT2は糖尿病ようの治療薬として使われていたもので、そこから老化細胞除去薬を同定したものであり、
副作用がほとんどない特徴もある。
加齢や肥満ストレスに伴い蓄積する老化細胞を除去することで、代謝異常や動脈硬化、加齢に伴う身体機能の低下を改善するばかりでなく、早老症マウスによって寿命を延長しうることも確認したという。
この成果はアルツハイマー病を含めた様々な加齢関連疾患の治療への応用の可能性を示唆するので、
投与可能な薬剤が早期に完成することを期待したい。!
(L・D)