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認知症予防に必要なBDNFを増やすカマンベールチーズ! - 天と地にある物事を想い巡らすサイト!よろず放談

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認知症予防に必要なBDNFを増やすカマンベールチーズ!

カテゴリ: 健康 公開日:2020年10月15日(木)

認知症予防に必要なBDNFを増やすカマンベールチーズ!

加齢と共に減少するBDNFを減らさないようにすることで、脳機能を維持し、認知症の

発症を予防するために重要なことがわかってきています。さらに今般、他のチーズに比べ

カマンベールチーズがBDNFを増加させるとの研究成果が、老年学・老年医学分野の

国際的トップジャーナルに掲載されました。

カマンベールチーズ製造時に使われる白カビが発酵過程で産生する成分であるオレアミド

(神経炎症制御因子)とデヒドロエルゴステロール(抗炎症作用)が寄与したのではと

指摘されています。

BDNFを語るには、神経細胞から話を始めなくてはなりません。

ヒトの脳には神経細胞が1000~2000億個あると言われていますが、

他の体内細胞と異なった特徴があり、細胞自身で分裂/増殖しないのです。

それではどのように1000億個以上になったかと言えば、神経栄養因子が分化という

方法でその役割をしているのです。分化した神経細胞は分裂しないので、外傷や疾患で

神経細胞が死んでも、数を増やして元通りにすることが出来ません。しかし、一度

分化した神経細胞は、長ければ100年も生き続ける非常に長寿の細胞でもあります。

神経栄養因子は4つあるのですが、その中の一つがBDNFという脳由来神経栄養因子

(brain-derived neurotrophic factor)です。

BDNFは脳内に広く分布していて、中枢神経系で最も主要な神経栄養因子で、

神経細胞の分化を促し、成熟させているのです。

加齢と共にBDNFが減っていくのを自然に止めることは出来そうもないので、

せめてカマンベールを積極的に摂るようにしましょう!