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AST・ALT・γGTPについて!

カテゴリ: 健康 公開日:2020年04月08日(水)

AST・ALT・γGTPについて!

お酒を飲む習慣のある人は、血液検査のAST・ALT・γGTPの数字について、

医師から結果のコメントを聞くことが多いと思います。

しかし、この3つの検査項目の内容があまり良くわかっていないので調べました。

・AST(以前はGOT):

ALTと同じくアミノ酸のアミノ基(アンモニアNH3の水素を1個除いた

原子団NH2)を転移させて、別のアミノ酸を生成するアミノ基転移酵素です。

体のあらゆる臓器の細胞に含まれている酵素ですが、心筋> 肝臓>骨格筋>腎臓の順に

多く含まれ、これらの組織(細胞)が病気で障害されると、血液中の値が上昇します。

・ALT(以前はGPT):

ALTは肝臓≫心筋>骨格筋の順に多く含まれています。

特に肝臓に多く含まれているため、その上昇はASTより肝臓の病気に関連性が高いと

考えられています。

ASTとALTは何れも正常値を超えた時に、どちらが優位にあるかで肝臓の状態を

把握することが出来るようで、調べるとかなり細かく記されています。

あまりにも細かすぎるので、一般的には、ASTは肝臓の急性症状、ALTは慢性症状に、

関連していると記載しておきます。

・γGTP:

たんぱく質を分解する酵素で、肝臓、腎臓、膵臓などの細胞に含まれています。

これらの組織に障害があるときや、肝・胆道系に閉塞があると、血液中に流れ出てきます。
そのため、肝臓および胆道系疾患の選別検査やふるい分けとしてよく用いられます。

さらに、γGTPはアルコールに敏感に反応するので、普段からよくお酒を飲む人達が

仲間同士でこの数値談義をしているのをしばしば耳にします。

健康な人は、一時的にγGTPの数値が上昇してもすぐにもとに戻るので、

後日の再検査により、アルコールによる上昇か、肝臓や膵臓などの障害による上昇かの

区別は簡単につくそうです。

また最近では、アルコールに関係な、中性脂肪が溜まって起こる、

アルコール性脂肪性肝炎でも、γGTP値が上昇することがわかってきました。

参考までですが、私の2月14日の血液検査ではASTとALTが基準を超えていました。

AST :42(基準値8~38)

ALT :45(基準値4~43)

γGTP:39(基準値86以下)

ASTとALTだけで言えば、数値が2.5倍以下で、合計数値が100以下ですから、

軽度上昇になります。

AST数値がALT数値より高い時の可能性は次の通りです。

肝硬変、肝癌、脂肪肝、閉塞性黄疸、溶血性黄疸

ALT数値が高いときの可能性は次の通りです。

慢性肝炎、過栄養性、

 

かかりつけの医者で2~3ヶ月ごとに定期的に検査をしているのですが、

ASTとALTが基準を超えたのは初めてでした。

γGTPの数字が正常だったので、医者からお酒を控えめにとの要請を受けました。

新型コロナウイルスの様な外出の自粛要請でなくて良かったです。