健康診断の基準値と健康な人の数値は違う!
健康診断の基準値と健康な人の数値は違う!
健康診断の時に行われる血液検査については、後日結果表をもらえます。いろいろな項目について、実際の値と基準値の違いが表示されていて、基準値を外れている項目については、その検査の内容や今後注意しなければならないことなどを医師が教えてくれます。
健康診断における基準値は各臨床学会のガイドラインを基に厚生労働省が定めています。
一方、日本人間ドック学会という、1959年に設立された公益社団法人(現在)があり、健康な人の数値を発表しています。基準値と健康な人の数値が全て同じではなく、項目によって基準値が緩すぎたり、厳しすぎたりしています。参考例をあげて見ます。
基準値(単位略) 健康人数値
・収縮期血圧: 130以下 88~147
・拡張期血圧: 120以下 51~94
・AST: 3~38 13~29
・ALT: 4~43 10~37
・γ-GTP: 86以下 12~84
・中性脂肪: 30~149 39~198
・LDL: 70~139 72~178
・HDL: 40~77 40~92
・eGFR: 60以上 50~94
・ヘモグロビン量: 13.5~17.6 13.7~16.4
・HbAIc: 4.6~4.2 4.97~6.03
・BMI: 25以下 18.5~27.7
上記の通り、項目によってかなり差があるものもあるので、血液検査の結果を読むときに参考にされては如何でしょうか?