中高年の引きこもり61万3000人!
カテゴリ: 健康
公開日:2019年03月30日(土)
中高年の引きこもり61万3000人!
内閣府が2018年12月に行った調査によると、40歳から64歳の中高年で、引きこもりが61万3000人いることがわかったそうです。引きこもりの定義は、①自宅や自分の部屋からほとんど出ない、②外出するとしても近所のコンビニに出かけるだけの状態が最低半年続くこと等、4項目でしたが、全体の76.6%が男性であることや、およそ半数以上が7年以上続いていることに驚かされます。2016年に15歳から39歳までを対象とした引きこもり調査では54万1000人だったそうですが、今回はそれよりも多い人数になりました。引きこもりの理由は「人間関係がうまくいかなかった」「病気」などに加えて最も多かったのが「退職」だったそうです。このままでは多くが低年金や無年金となり、数十万人の生活保護受給者が現れる可能性があります。別の言い方をすれば、社会保障財政を強く圧迫することにもなりかねません。引きこもりを脱出した人たちの引き金は「再就職」や「友人から趣味に誘われた」などが多いようですが、いずれにしても、社会生活の経験者である彼らのやる気を復活させる良い方策はないのでしょうか?