ルッコラを食べましょう!
ルッコラを食べましょう!
私がルッコラを知ったのはイタリアに滞在していた時です。
レストランでサラダを注文すると大体ルッコラが入っていました。
「ツーン」とする香りと若干の辛み・苦みが特徴で、肉の味を引き立てることから肉料理に
合う野菜です。最近は日本のスーパーでも良く見かけるようになったので、身近な野菜に
なっているといえるでしょう。
このルッコラが栄養素満載の野菜であることはあまり知れ渡っていないように思い、
今回掲載することにしました。
ルッコラは100g当り以下の栄養素が含まれています。
エネルギー:19kcal
タンパク質:1.9g
脂質:0.4g
ビタミン:
・βカロテン(ビタミンA):3.6mg
・ビタミンE:1.4mg
・ビタミンK:0.1mg
・ビタミンB1:0,06mg
・ビタミンB2:0.17mg
・ナイアシン:0.5mg
・葉酸:0.17mg
・パントテン酸:0.55mg
・ビタミンC:66mg
ミネラル:
・ナトリウム:14mg
・カリウム:480mg
・カルシウム:170mg
・マグネシウム:46mg
・リン:40mg
・鉄:1.6mg
・亜鉛:0.8mg
・銅:0.07mg
・マンガン:0.69mg
食物繊維:2.6g
(・水溶性食物繊維:0.3g)
(・不溶性食物繊維:2.3g)
特筆すべきは多く含まれている脂溶性ビタミン(ビタミンA、E、K)です。これらの
脂溶性ビタミンは身体機能を正常な状態に保つ役割を担っていいます、
また、ビタミンAやビタミンEには抗酸化という一面もあり、体内に蓄積された
活性酸素を取り除くことに役立ちます。
豊富なカリウム、カルシウム、マグネシウムというミネラルも身体機能を調整する
役割などを担っているため欠かすことができない栄養素なのです。
さらに、微量ミネラル(鉄、亜鉛、マンガン)が多いのも特徴です。鉄分は赤血球を
構成する成分ですし、亜鉛は味覚を正常に保ちます。また、マンガンは骨の形成などを
サポートするのです。
上記成分にはありませんが、読み方が難しいアリルイソチオシアネートという辛味成分が
多く含まれています。この辛味成分はカラシやわさび、大根の辛味成分と同じように
「ツーン」とする刺激臭で知られています。個人的にはこの刺激臭が気に入っています。
この辛味成分は優れた抗酸化作用があって、体内に蓄積された活性酸素を取り除く働きが
あります。過剰に生じた活性酸素は細胞を傷つけてしまい、結果として老化や癌、動脈硬化
などの原因となるのです。
食べ方としては、ほうれん草などと同じように、炒めて食べるのが一般的ですが、
アリルイソチオシアネートは熱に弱いので、この辛味成分を意識する場合はサラダなど
生で摂取することがお勧めです。