しょうゆの種類!
しょうゆの種類!
日本人の調味料の定番と言えば、なんと言ってもしょうゆです。
魚料理にも肉料理にもつゆにも使われる大変便利な調味料です。30代の若かりし頃、
仕事のお客様と欧州旅行に行ったことがあるのですが、その客様は大のしょうゆ好きで、
「ステーキもしょうゆでしか食べない」と、得意そうな顔で話されていたのを覚えています。
ソースではなく醤油ですかと個人的には思ったものですが、熟年になれば成る程
醤油のありがたみが分かるようになりました。
さて、醤油の種類ですが、関東の「こい口しょうゆ」と関西の「うす口しょうゆ」が
代表的なものとして有名です。二つの違いを掲載します。
○ こい口しょうゆ:
日本の生産料の約80%を占めています。
関東で発達したしょうゆです。
原料は大豆・小麦。食塩です
香り・色・味のバランスに優れていると関東人は言います。
食塩分は約16%です。
○ うす口しょうゆ:
日本の生産量は20%以下です。
関西で発達したしょうゆで、関西人が「こい口しょうゆみたいな色が濃いしょうゆなど、
食べられない」等と言うせいか、生産料の割には存在感があります。
原料はこい口しょうゆと同じです。
見た目で違う淡色は、発酵を抑えたり、火入れ温度を調節することで作り出しています。
食塩分は約19%です。こい口しょうゆの方が多い様に感じますが、うす口しょうゆの
方が多いのは意外な感じがします。
この2つ以外に「たまりしょうゆ」、「白しょうゆ」、「再仕込みしょうゆ」が知られています。
○ たまりしょうゆ:
しょうゆの発祥はこのしょうゆとも言われています。
東海地方で消費されています。
原料はほとんどが大豆で小麦の割合は低いです。
とろりとして味わいが濃く、うまみ成分が多いのが特徴です。
食塩分は約18%です。
○ 白しょうゆ:
愛知県の三河地方で消費されているうす口しょうゆの一種です。
たまりしょうゆとは全く逆で、小麦の割合が多いです。
透明な琥珀色が特徴で、味は淡泊で香りが良いと言われています。
食塩分は約18%です。
○ 再仕込みしょうゆ:
甘露しょうゆとも言われ、生しょうゆに再び麹を入れて2度仕込み、
熟成期間を長く取る濃厚なしょうゆです。
発祥は山口県で、九州や山陰地方でも消費されています。
食塩分は約16%です。
皆さんはどのしょうゆを使っておられるでしょうか?