健康維持に納豆と卵を摂取しましょう!
健康維持に納豆と卵を摂取しましょう!
納豆と卵は両方ともスーパーで手頃な価格で手に入れることが出来ます。
しかも、健康維持に十分役立つのであれば、毎日食べないわけにいきません。
納豆と卵の効用について、最新情報も加えて下記します。
○納豆:
国立がん研究センターの研究チームは、過去に、「エネルギーに対する植物性たんぱく質の割合が多いほど、総死亡・循環器疾患死亡リスクが低い」とする研究結果を報告していましたが、今般、「発酵性大豆食品の摂取量が多いと死亡のリスクが低くなる可能性が示唆された」とする論文を発表しました。大豆には、たんぱく質や食物繊維、ミネラルイソフラボンなどの成分が含まれていますが、特に発酵性大豆食品はこれらの成分が加工過程で失われにくい為、大豆食品と発酵性大豆食品(納豆、みそ)の摂取量と死亡リスクの関連を調べた結果だそうです。
研究はこれまで15年間調査をしてきた9万人(当初45歳~74歳)から得た食事アンケートを基に総大豆食品および発酵性大豆食品の摂取量を計算し、等分に5つのグループに分け、死亡との関連を調べました。
その結果、総大豆食品の摂取量と死亡との関連性につては明らかな関連が見られませんでしたが、男女ともに発酵性大豆食品の摂取量が多いほど、死亡全体(総死亡)のリスクが低下したことが判明したのです。納豆1パックはおよそ50グラムですが、特に最も多いグループ(約50グラム/日)は男女とも、最も少ないグループ(約13グラム/日)と比べるとリスクが約10%下がりました。
死亡原因との関連を見ると、がん死亡リスクと大豆製品摂取量とは有意な関連は見られませんでしたが、脳卒中や心筋梗塞などの循環器の病気については、男女ともに納豆の摂取量が多いほど死亡リスクが低下する傾向があったそうです。
○卵:
一方、卵については、たんぱく質やビタミンが含まれている栄養価が高い 食品と推奨されるのと同時に、コレステロールが高くなるような報道もされています。しかし、コレステロールの問題は1日に3個以上を食べ続ける前提での研究結果なので、1日1~2個では問題は無いとも言われています。タンパク源以外の栄養素を見て見ましょう。
1.コリン:
ビタミンB群に属するコリンは初期脳機能障害や脂肪肝などの予防効果があります。
2.カロチノイド:
赤や黄色の鮮やかな美しい色素を総称してカロチノイドといいます。カロチノイドがプロビタミンAとして作用するときは下記のようなものがあります。
・皮膚や粘膜などの細胞の正常化
・成長の促進と生命維持
・生殖機能の維持
・視覚機能の維持、特にテレビやパソコンから放出するブルーライトを自然に防止
してくれます。
3.ルテイン:
子供から大人まで目の認識力を高めます。
4.脂肪酸:
葉もの野菜などの他の食品と比較して、卵が含む脂肪酸がルテインやゼアキサンチン等を吸収しやすくします。