ウナギの蒲焼きファンに朗報!
ウナギの蒲焼きファンに朗報!
最近は流通量が減って価格がうなぎ上りの蒲焼きはなかなか庶民が手を出しにくい食品になっています。個人的には、高嶺の花の蒲焼き1匹を買う気力がなくなり、回転鮨屋さんでこっそり食べる程度です。しかし、久しぶりにシラスウナギの採捕量が増えているという朗報が届きました。ご存じの通り、シラスウナギはウナギの稚魚で、太平洋で卵からかえった後、太平洋を回遊して日本の川を遡上します。そのまま川を遡上すれば5~10年かけてよく見かけるウナギとなるのですが、川を遡上する時に捕まえて養殖により成長させるのです。長さ約6cmで重さ約0.2gのシラスウナギを6ヶ月~1年半かけて、200~300gのウナギに育てます。毎年12月から翌年4月までがシラスウナギ漁の解禁期間です。2018年度はシラスウナギの総採捕量は8.9トンで2019年度は3.7トンまで落ち込みました。輸入量を含めて21.7トンを毎年の上限枠と設定されているのですが、2018年度は総量14.2トンで、2019年度は15.2トンでした。養殖ウナギとしての生産量を見ると、2018年度の順位ですが、鹿児島県、愛知県、宮崎県、静岡県、徳島県、高知県の順になっています。第3位の宮崎内水面漁業組合が発表したところによると、宮崎県の2020年度の採捕量は凄く好調だそうです。1月末までの段階で、2019年度はたった17kgだったそうですが、2020年度は既に140kgになっています。4月までの解禁期間で2018年が99kg、2019年が73kgであったことからすると、202年度は圧倒的な採捕量になることを期待しているそうです。他の県も同様の傾向にある様子なので、少なくとも来年のウナギの蒲焼き価格はお求めやすい水準になるのではないでしょうか?
ウナギの蒲焼き価格が高すぎるので、ウナギを食べて栄養素を摂取使用という気持ちにはあまりなれませんが、ウナギは健康にとても良い魚なのです。一部を掲載します。
① ビタミンA:疲れ目、肌荒れ、疲労の緩和効果があり、ガンの抑制にも効果が期待され
ています。
② ビタミンB1:だるさ、イライラ、食欲不振、疲れの緩和効果があります。また、
スタミナ不足や美肌にも効果的です。
③ ビタミンB2:頭髪、皮膚、爪等をはじめとする体全体の健康の維持効果があります。
さらに、細胞の再生向上の機能がある為、肌を美しくするのに役立つ
そうです。
④ ビタミンD:カルシウムやリンの吸収を助け、骨を強くします。
⑤ ビタミンE:老化防止や血行促進、免疫機能の向上に効果があります。
⑥ カルシウム:歯や骨を丈夫にします。また、骨粗しょう症防止にも役立ちます。
⑦ DHA:「ドコサヘキサエン酸」が正式名称で、記憶力の向上や認知症に対する効果が
発揮されると言われています。
⑧ EPA:「エイコサペンタエン酸」が正式名称で、コレステロールや中性脂肪を減らす
働きがあると言われています。
⑨ カロリー:1人前分のご飯量280gを前提にして他の丼物と比較すると、次の様にうな
重が一番カロリー数が少ない優れものです。
・うな重: 754
・牛丼 : 909
・カツ丼: 893
・中華丼: 841
・天丼 : 805
金銭的に余裕のある方は、できるだけウナギの蒲焼きを摂る様にしては如何でしょうか!