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香辛料・スパイス・ハーブの違いは? - 天と地にある物事を想い巡らすサイト!よろず放談

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香辛料・スパイス・ハーブの違いは?

カテゴリ: 衣・食・住 公開日:2019年06月25日(火)

香辛料・スパイス・ハーブの違いは?

この3つの違いを簡単に掲載します。何気なく料理に使っていますが、実は奥が深いので、まず基本から押さえておかないといけません。

1.香辛料:
香辛料とは植物体の一部である、植物の果実、果皮、花、蕾(つぼみ)、樹皮、茎、葉、種子、根、地下茎などを、特有の香り、辛味、色調を有し、飲食物に香り付け、消臭、調味、着色等の目的で使用し、風味や美観をそえるものの総称です。
香辛料の栽培地域は大きく、熱帯~亜熱帯地域(南アジア、中央アフリカ、ラテンアメリカ等)、亜熱帯~温帯地域(アジア、アフリカ、ヨーロッパ、南北アメリカ)、温帯地域(アジア、ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカ)の3つに分かれます。
コショウ、クローブ、ナツメグ、カルダモン等は熱帯~亜熱帯、とうがらし、ターメリック、ジンジャー等は亜熱帯~温帯、クミン、コリアンダー等多くのシードスパイスやハーブは温帯で栽培されています。

2.スパイス:
スパイスとは香辛料のうち、利用部位として茎と葉と花を除くものの総称です。
具体的には、ニンニク、ショウガ、ごまの種子、唐辛子、ホースラディシュ、マスタード、ケシノミ、ゆず、胡椒、ナツメグ、シナモン、パプリカ、カルダモン、クミン、サフラン、オールスパイス、クローブ、山椒、オレンジピール、ウイキョウ、カンゾウ、フェネグリーク、ディルシード、カショウ、ロングペパーなどが含まれます。

3.ハーブ:
ハーブとは香辛料のうち、茎と葉と花を利用するものの総称です。
具体的には、クレソン、コリアンダーリーフ、紫蘇、セロリー、タラゴン、チャイブ、チャービル、ニラ、パセリ、マスタードグリーン(からしな)、ミョウガ、ヨモギ、バジル、オレガノ、ローズマリー、ペパーミント、サボリー、レモングラス、ワサビ葉、山椒の葉などが含まれます。

上記の中で誰もが使用していて、香辛料の王様とも言える胡椒は、日本ではブレンドされたものが市販されていますが、実は沢山の産地があってそれぞれ辛みも香りも異なるのだそうです。

胡椒を大別してみましょう!
〇黒胡椒:

 実が完全に熟する前に収穫し、じっくり乾燥させた胡椒です。ほどよい辛みがあり、胡椒の中で最も香りが強いものです。

〇白胡椒:

 完熟した故障の実を水に浸け、外皮を取り去って乾燥させたのが白胡椒です。強めの辛みと上品な香りが特徴です。

〇緑胡椒:

 実を収穫し、フリーズドライ製法で乾燥させたのが緑胡椒です。青みがあるマイルドな香りを持っています。

〇その他の胡椒:

オールスパイス:シチューなどの煮込み料理に使われます。

セシュアンペパー:中華料理に欠かせないスパイスです。

ピンクペパー:料理の彩りに良く使われます。

レッドペパー:フルーティーな完熟胡椒です。