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マリー・ローランサン!

カテゴリ: 文化・芸術 公開日:2024年03月06日(水)

マリー・ローランサン!

かねてから行きたかったアーティザン美術館に行って来ました。

旧ブリジストン美術館です。

東京駅八重洲口から地下街を通って行けます。

訪れた日は雨でしたが全くぬれず快適に到着しました。

とても綺麗で広い建物で、最近の美術館は何処に行ってもとても素敵な空間を演出しています。

特別展はマリーローランサン、20世紀前半に活躍したフランス人画家。

パステルカラーの女性らしい柔らかい雰囲気の作風です。

mary louransan1

同時代を生きたピカソやブラックなどのキュービスムの影響は受けていますが、彼女らしさがどの作品にも溢れます。

本の挿絵や舞台芸術の作品もあります。

女性画家として新しい時代を自分らしく生きたマリーローランサンの作品は、

彼女の生きた時代を写し、観る者を当時の文化に触れさせてくれます。

当時の上流階級の婦人達はこぞってローランサンに肖像画を頼んだそうです。

あのココ・シャネルの肖像画も残っています。

今回の展覧会にローランサンがごく初期に描いたピカソの肖像画がありました。

若き日のピカソでしょうか。

キュービスムで描かれていましたが、あの巨匠ピカソはこんなにも若さに溢れた青年だったのかと思いました。

恋人だった詩人のアポリネールとローランサンを、アンリ・ルソーが描いてます。

ローランサンはアポリネールの創作のインスピレーションを与えるミューズだったようです。

今回、同時代を生きたピカソやブラックの作品も見る事ができそれぞれの個性が際立って大変楽しめました。

(M・J)