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世界で反響を呼んだビジネス書「FACTFULNESS」!

カテゴリ: 文化・芸術 公開日:2019年06月14日(金)

世界で反響を呼んだビジネス書「FACTFULNESS」!

ビル・ゲイツやオバマ元大統領が絶賛し、既に世界で100万部以上売れている本書が日本でも大きな反響を呼んでいます。本書によると、たとえ、知識のアップデートを怠らず、いつでも最新の情報にアクセスできる環境にある人であっても、ありのままの世界の姿を見ることは難しいのだそうです。本書は、簡単な13の質問を出して正解率を求めるところからスタートするのですが、ほとんどの読者が半分も正解できない結果になります。そして、間違いが多いのは、進化の過程において人間の脳に組み込まれてきた「瞬時に何かを判断する本能」や「ドラマチックな物語を求める本能」等が原因だと指摘しています。世界を正しく認識するには、そういった本能の存在を認め、抑制する術を学ぶ必要があるというのが、本書の主旨ですが、記載されている10の思い込みが凄い洞察力と思えるので掲載しておきます。

    分断本能:
「さまざまな物事や人々は2つのグループに分かれていて、両者の間には決して埋まることのない溝があるはずだ。」と思い込んでしまうことです。

    ネガティブ本能:
人が誰しも持ち得る、物事のポジティブな面よりネガティブな面に注目しやすいという本能です。

    直線本能:
グラフが直線を描くと思い込んでしまう本能です。多くの人が「世界の人口は“ひたすら”増え続ける」と勘違いする原因にもなっています。

    恐怖本能:
人の目は自然と「恐ろしいもの」に吸い寄せられてしまうため、世界は実際の姿よりも恐ろしく見えてしまうという本能です。 

    過大視本能:
ある1つの数字だけを見て「なんて大きい(小さい)んだ」と勘違いするような、1つの実例を重視し過ぎてしまう考え方です。

    パターン化本能:
人は無意識に物事や状況をパターン化し、それをすべてに当てはめてしまう傾向のことです。

    宿命本能:
持って生まれた宿命によって、人や国、宗教や文化の行方は決まるという思い込みです。物事が昔から今の姿であるのはどうにもならない理由があるからで、これからも永遠に変わらないし、変われない、という考え方になります。

    単純化本能:
世の中のさまざまな問題に対し、1つの原因と1つの解答を当てはめてしまう傾向のことです。

    犯人捜し本能:
何か悪いことが起きたとき、単純明快な理由を見つけたくなる傾向のことです。

    焦り本能:
目の前に危機が迫っていると感じると、すぐに動きたくなる本能です。しばしば「今すぐ手を打たなければ、取り返しのつかないことになる」といった言葉で引き出されます。

残念なことに個人的には全て持っているような感じを受けますが、皆様はどのように感じられたでしょうか?

世界に関する思い込みや、思考の癖をそのまま放置していると、ビジネスでも、人生でも大きな障害になるかもしれませんので、先入観や思い込みに囚われず、冷静な目と柔軟な思考で事実を見つめ直す癖をつけるようにしたいものです!