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佐渡島の黄金伝説、佐渡金銀鉱山! - 天と地にある物事を想い巡らすサイト!よろず放談

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佐渡島の黄金伝説、佐渡金銀鉱山!

カテゴリ: 散策 公開日:2017年12月26日(火)

佐渡島の黄金伝説、佐渡金銀鉱山!

日本最大の離島、佐渡島は面積855平方キロメートル程で東京都23区の1.5倍に相当します。ここにユネスコの世界文化遺産への登録を目指す佐渡金銀山はあります。佐渡島は12世紀前半の平安時代末期には既に「金の島」として知られていました。佐渡金銀山は3つの鉱山で構成されています。1460年頃操業が開始された西三川砂金山、1542年に発見された鶴子銀山、そして1601年に発見された相川金銀山です。金銀山を重視した徳川家康は、江戸幕府を築いた1603年に佐渡を直轄地の天領として、鉱山経営に通じていた側近の大久保長安を佐渡代官として送り込み、この大きな財源を確保したそうです。300年の鎖国期間を維持できたことも、この金銀山があったおかげと考えられているので、すごい先見の明と言えます。にわかにゴールドラッシュの地となり、17世紀前半には人口が5万人を超えました。佐渡島は流刑の地としても有名で、罪人たちが鉱山で働かされたとの印象を持たれがちですが、実際は大半が技術を持った職人や町人だったそうです。

この金鉱脈は東西3キロメートル、南北600メートル、深さ800メートルの範囲内に集中していて、アリの巣のように掘られた坑道は総距離400キロメートルに及ぶそうです。これまで採掘された金の総量は78トン、銀は2330トン。金は鹿児島県の菱刈鉱山に抜かれましたが、銀の採掘総量は今でも日本一です!画像は相川金銀山のシンボル「道遊の割戸」。金鉱を掘り進むうちに、山頂部がVの字に割れ、幅は約30メートル、深さは74メートルもあるそうです。

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