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小倉あん発祥の二尊院!

カテゴリ: 散策 公開日:2023年01月08日(日)

小倉あん発祥の二尊院!

二尊院は京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町にある天台宗の寺院で、834年円仁によって創建されました。

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個人的には訪れたことがないので興味深く感じます。

総門を入った「紅葉の馬場」と呼ばれる参道は、紅葉の名所として知られ、

また奥には小倉百人一首ゆかりの藤原定家が営んだ時雨亭跡と伝わる場所があります。

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二尊院の名は本尊の「発遣の釈迦」と「来迎の阿弥陀」の二如来像に由来すます。

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あまり意識していませんでしたが、仏教に興味がないと阿弥陀如来と釈迦如来の違いがわからないのでしょうか?

簡単に言うと釈迦如は実在の人が仏になった、阿弥陀如来は実在していない仏で、

別の言い方をすれば、地球上の仏が釈迦如来で宇宙全体の仏が阿弥陀如来でしょうか。

死者を送り出すのが釈迦如来で迎い入れるのが阿弥陀如来とも言われています。

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ギリシャ神話であればゼウスが阿弥陀如来で釈迦如来はアポロンを含めゼウス以外の神様と言ったところでしょう。

最澄が開いた天台宗はご本尊を決めていません。

比叡山の延暦寺は薬師如来ですが、お寺によって釈迦如来、阿弥陀如来、薬師如来のいずれかをご本尊にしているようです。

最も多いのは釈迦如来だそうです。

二尊院は阿弥陀如来と釈迦如来2仏をご本尊としているところが変わっています。

そして釈迦如来は右手を上げ、左手を下げる一般的な印相を示しているのですが、

阿弥陀如来像は普通とは異なった腕と指の造りになっています。

右手を下げ、左手を上げる通常とは逆の形に造られていることに加え、

通常は親指と人差し指、親指と中指、親指と薬指のいずれかで輪をつくる印相を示しますが、

二尊院の阿弥陀如来像は下げた右手の指を5本とも真っ直ぐ伸ばしているのです。

何故この様な造りにしたかの解説はありませんので、何か仏の神秘感を感じるではありませんか!

比叡山延暦寺で修行した総が悟りを開いて下野し、様々な宗派を造り出され現在に至っていますが、

個人的にはどの宗派も悟りを開くには修行というキーワードは共通と思うので同じように感じます。

どの宗派も旧統一教会の様に一般の人々を不幸に陥れる悪行は絶対にされないようお願いします。