雄大な大ヒマラヤ!
雄大な大ヒマラヤ!
高尾山でえらい苦労している者として大ヒマラヤに関するドキュメンタリーや紹介放送などは夢のような世界である。
エヴェレストに登頂することは絶対無理としてもベースキャンプに行って頂上を眺めてみたいと強く想うが,
体力も財力もないので無念ではある。
大ヒマラヤは広義ではインドのアルナーチャル・プラデーシュ州からパキスタンのジャンムー・カシミール州にかけて
東西約2500㎞に亘る鉱山地帯である。
その中で超有名なグレートヒマラヤトレイルはネパールの東西約1700㎞に亘るトレッキングコースだが6000mを超える
峠越えがいくつもあるので、普通の登山家でも相当厳しいコースである。
大ヒマラヤを構成しているのは次の地域に分類される。
1.ヒマラヤ山脈
2.カラコルム
3.ヒンドゥ・クシュ
4.横断山脈
5.青蔵高原
6.崑崙山脈
7.パミール
8.天山山脈
8000m級は全部で14峰、その中でヒマラヤ山脈に10峰、カラコルム山脈に4峰がある。
7000m級は数百あるようだが、すべて大ヒマラヤにあるところがすごい。
最近見たドキュメンタリー映画で印象的だったのは、カンチェンジュンガと尾根続きのクンバカルナ(7711m)と
カラコルムにあるシスパール(7611m)。
世界第32位のクンバカルナは別名ジャヌーという神の山で確かに神秘な感じがするし、東壁は今でも登頂されていない。
シスパールは円錐形が美しい世界大39位の山である。日本の登山家平出和也と中島建朗が2017年の北東壁を初登頂したが、
ベースキャンプからパスー氷河を超えるだけでも大変で、さらに未踏のルートに挑戦する姿は人間業とは思えなかった。
画像は左がクンバカルナ、右がシスパーレ。