モンブラン!
モンブラン!
白い山を意味するモンブランはフランスとイタリアの国境に位置する。高さは雪の積もり方で若干変化するが、4808mらしい。
世界で一番高いのはヒマラヤのエヴェレスト(8848M)でヨーロッパではモンブランと昔学校で教わった。
ロシアをヨーロッパに入れるとコーカサス山脈にエルブルス山(5642m)があるので2番目となるが、
一般的にはロシアはヨーロッパに入れない、入れたくない。
マッターホルンも顕著だが、モンブランもフランス側とイタリア側では姿が異なり全く別の山に見える。
画像は左がフランスのシャモニー側、右がイタリアのクールマイユ側のモンブラン!
双方の町からロープウェイがあり、シャモニーからは3842mのミディー針鋒、クールマイユからは3466mのプンタヘルブロンナに行ってモンブランを展望することが出来る。
意外だなと思ったのはヨーロッパには4000m以上の山が7峰しかないこと。
スペイン最高の山はムルアセンで3482mしかないのにヨーロッパで9番目の山である。余談だが、ムルアセンはほぼ山頂まで舗装道路があり、大昔SEAT500でほぼ山頂まで行ったことがある。舗装道路の終点まで残り50mぐらいのところで登れなくなったことを今でも覚えている。500CCの車では空気が薄くて限界だったのだ。
話を戻すが、モンブランのわりと近くにグランド・ジョラスがそびえている。
アイガー、マッターホルンと並ぶスイス3大北壁の一つである。
最近国境を巡りフランスとイタリアでもめているという。
頂上を含めモンブランの稜線が国境と定められているが、最近フランスの地図に頂上がフランス領としたものが出回っていてイタリアが抗議しているらしい。
最後に掲載するのはシャモニーを挟んでモンブランと反対側にトレッキングしたら撮れる展望である。
画像内の右側で雪を被った一番高いところがモンブラン、その下方に氷河が進出しているのが見えるが、その下にはシャモニーの町がある。左側奥がグランド・ジョラスで、これもまた立派な山塊だと思う。手前に咲いてアクセントを付けているのはアルペンローズ。
日本の山も美しいが、アルプスも美しい!