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大塚国際美術館!

カテゴリ: 散策 公開日:2021年12月19日(日)

大塚国際美術館!

以前、徳島の鳴門の渦を見て美味しい魚を食べようという企画に誘われました。
後でよく見るとプランの中に大塚国際美術館というのが入っているのに気付きましたがさほど気にも留めず、したがって下調べもせず当日を迎えました。無事に鳴門の渦を見た後に大塚国際美術館に着くと、そこは思ってもみなかったほど大きな立派な建物でした。
最初に入ったところはルネッサンスの雰囲気だなと中に進んでいくとシステイーナ礼拝堂であることに気づきました。

「あーここは本物ではなく過去の偉大な芸術作品をレプリカで再現しているのだ」と理解しました。
システイーナ礼拝堂はバチカンにある礼拝堂でミケランジェロの傑作といわれる天井画、壁画が有名です。システイーナ礼拝堂には3度ほど行ったことがありますが、もう古い昔のことで忘れてしまっていることが多くこんな絵が描かれていたことを改めて思いだしました。
本物のシステイーナ礼拝堂はもちろんもっと大きな存在感で圧倒してきます。しかしこれはこれであいまいな記憶の中にうずもれた感動を呼び起こしてくれます。
この最初の部屋で少し複雑な気持ちになりながらも、その後膨大な作品と出会いました。私の好きなモネの作品、“大睡蓮”にも出会えました。フランスのオランジェリ―美術館のものです。ここは行ったことがないので現地で見たいという気持ちが触発されました。
更にレオナルドダヴィンチの“モナ・リザ”、“最後の晩餐”、ゴッホの“ひまわり”フェルメールの“真珠の耳飾りの少女”等々と超有名作品を見て回り最後にピカソのゲルニカにたどり着きます。ピカソが、1937年にスペインバースク地方のゲルニカがナチスドイツ軍によって都市無差別爆撃を受けた事実を知り、力を込めて描いた壁画です。
私はこのピカソの作品を見たことがなく、一度見てみたいと以前から強く思っていたので、この“ゲルニカ”に出会えたことは感動的でした。

できることならスペイン、マドリードを訪れて本物に出会いたいですが、大塚国際美術館というとこの“ゲルニカ”を思い出します。