サン・マロ湾に浮かぶモン・サン=ミシェル
カテゴリ: 散策
公開日:2021年05月25日(火)
サン・マロ湾に浮かぶモン・サン=ミシェル
潮の満ち引き差が15メートル以上あるサン・マロ湾に位置するモン・サン=ミシェルは1979年にユネスコの世界遺産に登録され、
年間300万人以上が訪れるカトリックの巡礼地です。
祭られている守護神は大天使ミカエル。1897年に完成した尖塔の頂上から見守っています。
1877年に対岸との間に地続きの道路が作られ、潮の干満に関係無く島へ渡れるように渡れるようになりましたが、
逆に自然破壊が指摘され、2009年に地続きの道路が取り壊され、2014年に新たな橋が完成しています。
私は地続きの道路が未だあった時に訪れましたが、2kmほどはある長い道路で、
だんだん近づいてくるモン・サン=ミシェルが印象的でした。
私がこれまで見てきた世界遺産のなかで最も印象的なものの一つです。
この島はもともとモン・トンブ(墓の山)と呼ばれ先住民のケルト人が信仰する聖地でした。
言い伝えによると,708年アヴランシュ司教オベールが夢のなかで大天使ミカエルから「この岩山に聖堂を建てよ」との
お告げを受けたのがきっかけで礼拝堂を作ったのが始まりのようです。
966年にノルマンディー公1世がベネディクト会の修道院を島に建て、
これが増改築を重ねて13世紀にはほぼ現在のような形になりました。
モン・サン=ミシェルを見て廻るには最低でも2時間は必要ですが、階段が多いので体力的に厳しいものがあります。
それでも見どころは多いので是非訪れることをお勧めします。
画像の様に、見る方向や時間で変わることも魅力の一つです。