パタゴニア!
パタゴニア!
世界で一度行ってみたい場所の一つにパタゴニアがあります。
場所は南米アンデス山脈の南端からマゼラン海峡までの南緯40度以南地域の総称です。
国は太平洋側にチリが、大西洋側にアルゼンチンが位置しています。
マゼランが世界一周をはじめて成し遂げたマゼランが先住民が履いていた毛皮の靴を見て、
スペイン語で「大きな足」を意味するパタゴニアと命名したそうです。
行ってみたい理由は日本ではあり得ない地形と風、そして氷河です。
チリ側は氷河期時代に形成された氷河が連なり大規模なフィヨルドが広がっています。
夏と冬で移動速度は異なりますが、平均年間に10~200m移動する様な
ペリト・モレノ氷河(画像)もあり、氷河の崩落が観察出来るなど迫力万点です。
アルゼンチン側には草原の北部と砂漠の南部が広がっているのです。
全く異なる地形が共存しているのが不思議です。
さらに南には南極大陸が位置していますが、マゼラン海峡を越えたその先には
世界一荒いといわれるドレーク海峡が待ち構えています。
マゼラン海峡の真東にフォークランド諸島があります。
こんなところまでイギリスが領土にしていたとは驚きですが、アルゼンチンの占拠に対し、
当時のサッチャー宰相が血相を変えて戦争となり1882=1990年まで武装紛争を展開しました。
イギリスはフォークランドで油田開発をしているのです。
199お年2月5日に戦争状態は終結しましたが、現在もフォークランド諸島の
領有権問題は棚上げされています。
歴史の話は別として、一体どんな感じなのかパタゴニアで体験してみたいのは風です。
一年中風速30m程の風が吹いているとのことなので、台風の中で生活しているのと
同じです。それでも現地の人々は何と言うこともなく暮らしているそうです。
風は主に3つあります。いわゆる偏西風の西風、アンデス山脈から吹き下ろす北風、
そして南極海と太平洋海の気圧差で発生する南風です。
特に、南極からの南風が強くパタゴニアの木々は風に押されて北を向いているそうです。
あまりにも遠いので訪れることは無いと思いますが、
自然のパワーが作り上げる「自然の景観」は是非見たいと思う次第です。