ヨセミテ国立公園の名前が印象的!
ヨセミテ国立公園の名前が印象的!
1890年に国立公園になったヨセミテ国立公園はカリフォルニア州で最も人気のある
公園でしょう。広さは3081平方キロメートルもあり、東京都の1.4倍です。
1984年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されています。
東京都の高尾山登山を繰り返して雄大さを感じている私としては、ヨセミテ国立公園の
規模に驚かされます。
同山脈の中で最大規模の動植物の生息地であり、生物の多様性を育んでいます。
同公園は大きく分けて次の五つのセクションに分けることが出来ます。
ヨセミテ渓谷
ワウォナ、マリポサ・グローブ、グレイシャー・ポイント
トゥオルミ・メドウズ
ヘッチ・ヘッチー渓谷
クレイン・フラット、ホワイト・ウルフ
しかし、年間430万人以上が訪れるのは18平方キロメートル程あるヨセミテ渓谷で
全体の1%にも満たないということです。そこにハーフドームやエル・キャピタン等の
見どころが集まっているようです。(画像は左がハーフドーム、右がエル・キャピタン)。
それとは別に人気があるのは、公園内に展開されている総延長1300キロメートルを
超える、ハイキングコースです。気軽に散策できるコースから、いくつかの山を登る体力を
要するコース、さらには数日をかけてのバックパッキングが必要なコースもあるそうです。
一度体験してみたい気がしますが、古希の年齢では無理かもしれません。
ヨセミテという名前の由来が面白いと感じました。
1851年にアメリカ陸軍ジム・サヴェジ少佐が率いるマリポサ歩兵大隊が、白人として
はじめてヨセミテ渓谷を発見しました。当時ヨセミテ渓谷に住んでいたのはアワニチ族と
いう部族です。「大きな口」という意味の「アワニー」という名の土地だったので、そこに
居住する部族が自らアワニチ族と称していたそうです。同じ場所に温厚なミウォク族も
居住していましたが、彼らはアワニチ族を「殺し屋たち」を意味する「ヨセミテ」と呼んで
いたのです。
マリポサ歩兵大隊に従軍していた医師のパンエルが公園の名付け親になったのですが、
「アワニチ」より「ヨセミテ」の方がアメリカらしいと感じたので「ヨセミテ」にしたと
いうことになっています。最初に聞いた時に縁日の夜店と勘違いしたくらいですから、
「ヨセミテ」もアメリカらしくなく、むしろ日本的な名称のように聞こえます。