3度目の六義園
3度目の六義園
六義園といえばしだれ桜が有名ですが、モミジの紅葉も綺麗だと聞き、真っ盛りを味わう
ために3度目の探索に行ってきました。前回も記載しましたが、12月15日まで予約制
なので、早々と予約をしての訪問です。
モミジの多い場所は染井門から入り右側に進んだところで、標高35mの藤代峠の裏から
ツツジ茶屋、そしてその奥まで細長く広がっています。もう一つはしだれ桜より大泉水に近い場所です。
ツツジ茶屋近辺:
しだれ桜近辺:
藤代峠からの見晴らし:
京都の東福寺などは、そこら中真っ赤なモミジに覆われ目を奪われるのですが、東京の庭園では
赤一色になることはありません。理由は周りの巨木が日当たりを妨げていることが
あるように思います。六義園のモミジ本数は京都にも負けないように思いますが、赤色、橙色、
黄色が混ざった紅葉になります。今年はいろいろな庭園を訪れたので、混合色の紅葉も風情が
あるように感じました。
今回訪れて新たに発見したのはクスノキがとても多いことでした。
築園は1702年、開園は1938年ですが、クスノキの巨木が目立つのです。
少し前に行った新宿御苑ではクスノキはあまり目立たなかったのですが、
六義園はケヤキやユリノキよりもクスノキなのです。
日本巨木はいろいろありますが、幹周で調べると、1位~10位の中で3位のイチョウと
6位のかつらを除く8本がクスノキです。日本最大のクスノキは鹿児島県蒲生のクスノキ
です。樹齢約1500年、目通り(地上から1.3mの高さ)幹囲24.2m、高さ約30
メートル、樹木の枝張りは東方に約12m、西方に約12m、南方に約10m、北方に約
19mにも広がっています。
園内で周囲を見渡すと、藤代峠の木がとても高く見えます。登って確かめたところ、頂上に
クスノキが鎮座していました。
今年はこれで著名な庭園の紅葉巡りは終了します。昭和記念公園のイチョウは10月後半
でほぼ真っ盛りでしたが、モミジやカエデの紅葉については、今年の天気が温暖であった
ために真っ盛りが遅くなったようです。来年はタイミングを良く見計らって訪れることに
します。
何処に行ってもいろいろ見ようとすると1万歩程度は歩くことになるので、健康にも大変
良いのでお勧めです。