小石川後楽園の紅葉!
小石川後楽園の紅葉!
先日はじめて小石川後楽園に行ってきました。六義園と共に江戸の二大庭園の一つです。
完成は六義園より古く、水戸徳川家の二代目光圀が完成した回遊式築山泉水庭園で、
広さは六義園よりやや小さく7haです。
観光客は六義園ほど多くはありませんが、何度も来られている方が多い様に感じました。
この庭園の脇に東京ドームがあり、その白い屋根が借景となり、また、後楽園遊園地の
ジェットコースターの音が時々聞こえ、江戸時代に造られた時の雰囲気とは全く違う
のではないかと感じました。
お目当てのモミジはいたるところにあるのですが、未だ紅葉は真っ盛りではなく、再度の訪園の必要性が感じられました。
両庭園は至近距離なので、次回は六義園と併せ同日に訪問することにします。
この庭園の特徴は階段で上る小山が多いことや特別史跡・名勝が多いことです。
いくつか掲載します。
○ 徳仁堂:
光圀が史記「伯夷列伝」を詠み感銘を受けて、伯夷・叔斉の木像を安置した堂で
園内最古の建物です。
○ 円月橋:
現在渡ることは出来ませんが、水面に映る形が満月のように見えることからつけられた名勝です。
○ 大泉水:
この庭園の中心となるです。蓬莱島と竹生島を配置して琵琶湖を見立てて造られました。
○ 一ツ松:
大泉水を背景に近江大津にある唐崎の一ツ松にちなんで植えられたもので、
現在あるのは何代目かの松です。
○ 愛宕坂:
京都愛宕山の坂に習って造られた47段の急階段です。昇降は禁じられていますが、
階段の幅が狭すぎて誰も降りることは出来ないように思いました。
○ 屏風岩:
屏風のようにまっすぐに屹立していることで名付けられました。
○ 白糸の滝:
富士宮の白糸の滝を模したものです。
○ 梅林:
光圀が好んだ梅林です。2月上旬には30種類ほどの花が咲いて人気です。