百周年の明治神宮!
百周年の明治神宮!
明治天皇が1912年に崩御され、京都の伏見桃山に御陵が造られましたが、東京には
明治天皇と昭憲皇太后の御霊を祀るための神社が1920年に創建されました。
それが明治神宮で、2020年で百周年になります。総面積730平方キロ(約22万坪)
の大神社で、毎年日本一の初詣客が訪れています。
用意された場所は画像のような代々木の原野でした。ここに末永く育つ人工の森林を
造ったのですが、選ばれた木々の種類は楠、カシ、シイ等の常緑広葉樹でした。
木の奉納を呼びかけたところ、国内だけでなく、サハリンや台湾からも含め約12万本の
献木が集まりました(2019年時点では約3万6千本)。そして、植樹作業にあたった
のは全国から集まった延べ11万人の青年奉仕団でした。
当時は献身的で純粋な若者が沢山いたわけです。
10月31日の土曜日にこの明治神宮を訪れました。
今回は出来るだけ境内を知ろうと散策したわけです。南参道の西側に道幅4メートルほど
の参道があり、そこから散策を始めました。この人工の森は樹齢100年以上で高さも20m以上
ありそうな大木で覆われています。道幅が狭いので大木が迫ってくる感覚を覚えます。
右側にある御苑付近は低地にあるようで一度下り、そこから西参道に向かい登りに
なります。西館道との合流地点には「たこ足の楠」が待ち構え、道を覆っています。
西神門を左に見て北方面に向かうと、途中木々の間からドコモタワーも見えるでは
ありませんか。
そのまま進むと武道場至誠館の脇を通り宝物殿につきます。
ここでは突然視界がひらけるので別天地にいるような感覚になります。
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その後北参道の入り口で鳥居の撮影をし、正参道に向かいました。
正参道は北参道と南参道の中間地点にあります。これらの参道にも大木が繁り日差しを
遮っているのですが、道幅がかなり広いので、大木が迫っている感覚はありません。
左側にホワイトタイガーがいたのでぎょっとしました。
正参道の入り口には高さ12mで日本一の大鳥居が鎮座しています。現在2代目ですが、
台湾の山奥から運んできた大木の台湾ヒノキを使った、塗りをしない素木の鳥居です。
さらに進むと内苑の中心となるが見えてきます。訪れた時は、沢山の人が参拝に集まって
いましたが、初詣の時はこんなものではないのでしょう。
ここで見逃せないのは本殿に向かって左の「夫婦楠」です。創建当初からこの場所に立つ
御神木で、2本の木がまるで1本のように見える見事な樹形です。
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参拝を済ませた後向かったのは、皇后が散策できるように天皇自ら設計図に手を
入れられたという御苑でした。まず水源の清正の井を撮影しに行きましたが
結構距離がありました。撮影するのに10人くらい順番を待ちました。
それから南池に接する御釣台で皇后が釣りを楽しんだシーンを思い浮かべました。
手入れが行き届いているせいか、とても綺麗な庭園でした。
ここまで歩き続けるとかなり疲れてしまい、正参道経由南参道に戻って明治神宮散策を
終了しました。昭和記念公園を散策した時は14000歩ほどの散策でしたが、
今回は10000歩程度でした。
明治神宮の全容を垣間見た気がして、自分なりに満足感に浸りました!