8000mの噴煙を上げる海底活火山・西之島!
カテゴリ: 散策
公開日:2020年07月05日(日)
8000mの噴煙を上げる海底活火山・西之島!
西之島は東京都の島ですが、下記画像の様に東京の南約1,000キロメートル、
父島の西約130キロメートルの太平洋上に位置しています。
海底火山の七島・硫黄島海嶺に属していて、付近では海底火山活動が活発です。
西之島の本体は海底から4000メートル・直径30キロメートルの大火山帯で、
その頂上部分が西之島になります。海底から見上げることが出来るとすれば、
富士山よりも高い山になります。
以前の面積は0.07平方キロメートル・海面からの高さ5.2メートルの島でした。
1973年に初めての噴火が発生し、面積が0.121平方メートルに拡大して、
その後も噴火活動は収まることを知らず、小規模噴火を繰り返しながら面積を広げて
きました。1978年時の島は画像の通り上部の旧島に新島が接続して大きくなって
います。
さらに、2019年段階では画像の様に、約2.9平方メートル・海面からの
高さが160メートルまで成長しています。
私の古希祝いではないのでしょうが、6月後半からさらに噴火活動が活発化しており、
7月に入ると噴煙が8000m以上にも達し、航空機の運行に影響を与えかねない規模に
なってきました。
島の周りは10メートル未満の浅瀬が広がっているので、噴火による溶岩が浅瀬に
流れ込むと、さらに面積が拡大しそうです。地球が生きていることが感じられます。