株杉を知っていますか?
カテゴリ: 散策
公開日:2020年07月03日(金)
株杉を知っていますか?
日本で一番多く植えられている杉は花粉症の源で有名です。
分類としてはマツ網・ヒノキ科・スギ属のスギ種になります。
スギにはどんな種類があるかといえば、基本的には1種で屋久島スギ・日光スギ・
吉野スギ・秋田スギなど、地名を付けて呼ばれています。
ところが、とても風変わりな株杉というのがあります。
場所は岐阜県関市坂取の21世紀の森公園です。
株杉は形状から3種類に分けられています。
A型:根頸萌芽タイプで地際から萌芽したものです。
B型:株萌芽タイプで親株の立条枝が2-6m高で株立ちしたものです。
C型:根頸+株萌芽タイプで地際から株立ちしたものが台杉に移行したものです。
最長樹齢500年ともいわれ、最も大きいものの幹周りは約5mもあるそうです。
B型の立条枝が2-6m高から株立ちしているのは、この地区の冬に相当の雪が降る
ことに影響されている様です。
残炎ながら、大型の株杉はすべて部分的に腐朽が進行しているらしく、いつ倒木するか
分からないそうなので、株杉が元気なうちに見学した方が良さそうです。
唯一問題なのは交通機関です。公共交通機関で訪れるとすれば、岐阜バス岐阜板取線、
または関シティバス関板取線の「洞戸栗原車庫(終点)」で下車し、板取地域バスに
乗り換えて、「21世紀の森」バス停から徒歩200mです。
インバウンド需要が見込めない中、我々日本人が日本紀行を積極的に取り組もうでは
ありませんか!