二子玉川開発の原点は砂利電!
カテゴリ: 散策
公開日:2020年03月20日(金)
二子玉川開発の原点は砂利電!
20℃を超える快晴だったので、思わず二子多摩川に出向きました。
最近は、東急大井町線の上野毛駅で下車し、二子玉川公園まで徒歩で下るのです。
遠くに多摩川を見ながら結構急な坂を下っていくと、
眺望豊かな空間を楽しめて気分がよくなります。
公園から二子玉川駅のほうに進むと、途中に大きな屋内駐輪場があります。
この駐輪場の壁面に、なんと二子玉川の歴史が写真入りで掲載されているのです。
江戸時代には、多摩川流域の砂利を採集して現金化し、
それを幕府への運上金にしていたそうです。
1889年に、砂利採集が評価されたのか分かりませんが、玉川村が誕生しました。
当時、玉川村の主な産品は川砂利です。
金ふるいで選別された砂利が東京方面に運搬されていたそうです。
1907年に玉川電気鉄道が開通しました。
現在の大井町線の前身ですが、まさに二子玉川が開発され大発展する原点なのです。
別名「砂利電」と呼ばれ、砂利を東京の青山方面に運んでいました。
あまり格好がよくないですが、客車と砂利運搬貨物車の連結運行だったそうです。
この砂利は大正時代になると、コンクリートの骨材として盛んに利用されました。
さらに、関東大震災後は復興需要として、この川砂利の生産が急増したそうです。
二子玉川が、東京の発展を支えたと言ってもいいかもしれません!