深緑の山々が迎える尾瀬の入山コースが素晴らしい!
深緑の山々が迎える尾瀬の入山コースが素晴らしい!
登山の師匠である補聴器/経堂の石田様に同行して尾瀬の入山コースに行ってきました。
尾瀬は群馬県、新潟県、福島県、栃木県に跨がる尾瀬国立公園の中にあります。尾瀬と言えば誰もが思い浮かべるのが尾瀬湿原、特に大江湿原のミズバショウは有名ですが、今回訪れたのは尾瀬沼と称し、日本で一番高いところにある最大の湖です。2.64km2・標高1660m・最大水深9.5mの規模を誇り、正面に正座する福島県最高峰の燧ヶ岳(ひうちがだけ・2350m)が約8000年前に南側が崩れ、沼尻川が堰き止められて出来ました。
関越自動車道の沼田インターで一般道に入り、約1時間走った所にある終点・大清水から入山コースは始まります。
大清水に至る途中、右側に片品川のせせらぎを聞きながら、森林の中を走った時は、昔、奥入瀬を蔦温泉に向かった時を思い出させてくれました。
大清水の標高は1180mです。ここから砂利道の林道を3km歩くと一ノ瀬休憩所に着きます。一ノ瀬休憩所の標高は1420mですから、3kmの林道で240m登ってきたことになります。それほど厳しい傾斜はないのですが、長いので準備運動としては十分過ぎるかもしれません。食事も出来るようですが我々は素通りしました。そこからの本格登山コースが3.2kmあり、最も高い三平峠を目指します。最初はいわゆる沢登りで渓流の音を聞きながら穏やかな傾斜の道を上って行きますが、15分もすると沢にお別れをして本格登山コースになります。急勾配の木製階段がかなりあり結構足の筋肉に重圧がのしかかります。それでも、途中緩やかな所もあるので登る速度が落ちることはほとんどありません。途中の開けたところで周りの山々を見たら、びっしり山を覆う森林が見事で、大自然を感じました。
厳しいところを約30分登ると、三平峠までこのコース独特の木道が続きます。三平峠にはベンチが3-4つあり、休憩しながら写生をしている人もいました。三平峠の写真を撮って、今度は尾瀬沼までの1kmを木道経由下ります。尾瀬沼に到着した時はかなり足にきていて、それほどの余裕はありませんでした。
全長7.2kmを2時間10分で走破したことになります。湖畔は木道が完備されているようで、湖畔回遊と尾瀬湿原を楽しむ観光客もかなりいました。
我々は日帰りでしたので、湖畔散策はせず、45分の休憩で昼食をとった後、大清水までの帰路に向かいました。登りに2時間10分要したので、帰路はどれくらい短縮出来るか試してみました。結果は1時間24分でかなり短縮しましたが、最後の林道が異常に長く感じました。
初めて訪れた尾瀬は南アルプスの黒岳、丹沢の鳥尾山、御岳山や高尾山とは異なり、山の大自然に分け入った感じが強く空気が全く違うような気がしました。それほど難しい登山ルートではないので是非訪れてみてください。