大室山の山焼き!
カテゴリ: 散策
公開日:2019年02月18日(月)
大室山の山焼き!
昨日17日正午から恒例の山焼きが行われました。約3万人の市民や観光客が見守る中、炎は標高580メートルの山頂に向けて一気に燃え広がり、枯れ草に覆われた山肌は、わずか20分で黒色に様変わりました。山焼きは約700年前に始まったとされる伝統行事ですが、その目的は、美しい山の輪郭を保つため、背の高い草木が育たなくさせることだそうです。4月ごろから新芽が伸び始め、鮮やかな緑色に染まっていきます。おわんを伏せたような大室山は、約4000千年前に噴火した単成火山の「スコリア丘」と言って、火口からマグマが噴き上がってできた暗色の石が火口の周囲に累積して出来た円錐状の丘です。真ん中に直径250m、深さ40mの火口があります。ふもとからリフトで登り、頂上では360度の眺望と火口の周り785mのお鉢めぐりが楽しめます。天気が良いと、右に青い海に反射する太陽光が眩しい太平洋、左に雄大にそびえる富士山を眺めることが出来て、最高の気分になります。個人的には4回大室山に登りました。毎回リゾートトラストの伊豆高原ホテルの裏の急坂から始めて、途中別荘地帯を経由してひたすら登っていくと、約30分で大室山のふもとに着くのですが、結構汗をかいたりして、とてもいい運動になります。