南アフリカでもっとも人気のある町・ケープタウン!
南アフリカでもっとも人気のある町・ケープタウン!
南アフリカには2度訪れたことがありますがいずれもヨハネスブルグでした。次回はぜひケープタウンに行ってみたいと思い少し調べてみました。
1498年にバスコ・ダ・ガマが喜望峰経由で欧州とインドを結ぶ航路を発見したのち、この地方は欧州と東洋を結ぶ主要航路となっていましたが、喜望峰沖は航海上の難所であるにもかかわらず、補給港がありませんでした。そこで、オランダの東インド会社がこの地域での補給港建設を計画し、同社所属のヤン・ファン・リーベックが1652年に現在のケープタウン中心部に入植し、ケープタウン市を建設しました。ヨハネスブルグやダーバンが発展するまでは、もっとも大きな都市として栄えたので、南アフリカ発祥の地ということから、「マザーシティ」とも呼ばれています。平均最高気温は26.5℃~17.5℃で平均最低気温は15.7℃~7.0℃、多少寒い感じもありますが、全般的にはさわやかな印象です。見どころが沢山あるのでいくつか掲載します。
○ テーブルマウンテン
ケープタウンのランドマークと言えるテーブルマウンテンは標高1086mで、市街地から急激に切り立った岩山がそびえ立ち、山頂が平たくテーブルのように見えることから、その名が付けられています。ロープウェイで気軽に山頂まで登るとケープタウン周辺を一望できます。平坦な山頂は広く一帯を散策することができ、めずらしい高山植物やネズミが巨大化したような微妙にカワイイ小動物「ケープハイラックス(ダッシー)」に合うことも出来るそうです。中央部分にテーブルマウンテンがあり、その両端にはデビルズピークとライオンズヘッドというとがった山があります。海からの風で雲が出来やすく、薄く雲がかかると「テーブルクロス」のように見えるそうです。
○ ビクトリア&アルフレッド(V&A)ウォーターフロント
ここは再開発された一大施設になっていて、ショッピングモールやホテル、水族館があり、マリーナや高級住宅街も含まれています。ちょっとした別世界のようなエリアです。
○ ボカープ(Bo-Kaap)
市街に入ったところにあるこの地区は、カラフルな一般の家屋が並んでいます。カラフルな家のいきさつは諸説あるようですが、労働者として移住してきた子孫が解放された喜びを表わし家をカラフルに塗ったというのが有力なようです。主にマレー系のイスラム教徒が住んでいて「マレークオーター」地区とも呼ばれています。
○ グリーンマーケット・スクエア
この広場は、国会議事堂の近くの街の中心地で、お土産物を選ぶのにぴったりな青空市場です。アフリカ各地の民族の民芸品や装飾品、絵画などがところ狭しと並べられています。
○ カーステンボッシュ国立植物園
テーブルマウンテン東側の斜面に広がっていて、世界遺産に登録されているケープ植物区系保護地域の一部となっています。南アフリカは植物の楽園なのですが、そのなかの絶滅危惧種を含めた7000種の植物を観察することができ、南アフリカの国花「キングプロテア」も見ることができます。
○ ワイナリー
南アフリカは歴史ある世界有数のワイン生産国で、アパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃以降は世界中に出荷されるようになりました。味の評価も高く、ケープタウン周辺の「ワインランド」というエリアや、コンスタンシア、タイガーバーグ、ケープ半島などでも作られています。作られる品種は、赤が南アフリカ独自のピノタージュ(ピノノワールとサンソーの交配種)・シラーズ・メルロー・カベルネソーヴィニョン。白はシュナンブラン・シャルドネ・ソーヴィニヨンブランがあります。オーストラリアやチリなど南半球のワインが注目されていますが、個人的には南アフリカのワインが味と価格の総合評価では一番高いと思います。
○ 喜望峰(アフリカ大陸の最南西端)
ケープタウンから喜望峰のあるケープ半島へ向かう50kmの道路は、海沿いにとても気持ちのよいワインディングロードが続いています。現地に着いてケーブルカーに乗ってさらに上を目指すと、半島の先端「ケープポイント」を見下ろす灯台のある「ルックアウト・ポイント(Lookout Point)」と呼ばれる眺めのよい展望台に着きます。その奥に「喜望峰(Cape of Good Hope)」があり、大きな看板が立っています。
○ サファリパーク
ケープタウン市街地から約180kmのアキラ私営動物保護区ではサファリを体験できます。野生動物をサファリカーに乗って探しにいくことをゲームドライブと呼んでいますが、2~3時間のゲームドライブで、通称「ビッグファイブ」と呼ばれるライオン、ヒョウ、ゾウ、バッファロー、サイが観察できます。