2018年アジアの旅行先ベスト10!
2018年アジアの旅行先ベスト10!
英語版旅行ガイドブックとして世界の25%を占める、世界一の「ロンリープラネット」が2018年のアジアでの旅行先ベスト10を発表しました。日本からは長崎が5位に選ばれましたが、何故長崎なのかよくわかりません。潜伏キリシタン関連遺産が世界遺産に認定されたせいでしょうか? それぞれの選定理由についての説明はありませんが、少なくとも、8位に入ったスリランカのアルガムベイは行楽客が比較的少ない穴場的な魅力、10位のインドネシア・コモド国立公園は新たな航空便の開設によるアクセスの向上がそれぞれ評価されたことはわかっています。
ベスト10入りした旅行先は以下の通りです。
1.釜山(韓国)
2.ウズベキスタン
3.ホーチミン(ベトナム)
4.西ガーツ山脈(インド)
5.長崎(日本)
6.チェンマイ(タイ)
7.ルンビニ(ネパール)
8.アルガムベイ(スリランカ)
9.四川省(中国)
10.コモド国立公園(インドネシア)
個人的に特に注目したいのは4位の西ガーツ山脈です。
インド亜大陸の西海岸沿いに位置し、標高1,000〜2,690mの山々が全長1,600kmにも渡って連なる、ヒマラヤ山脈よりも古い山脈です。2012年にUNESCOの世界遺産に登録されましたが、世界で8か所ある生物多様性ホットスポット(地球規模での生物多様性が高いにもかかわらず、人類による破壊の危機に瀕している地域のこと)の一つです。そもそも、インド半島は約1億8000万年前にはゴンドワナ大陸の一部としてアフリカと地続きでしたが、約1億3000万年前から約5000万年前までは孤立した島となり、その後、ユーラシア大陸に衝突して現在の形となりました。(その影響でヒマラヤ山脈が出来ました)。このような歴史を反映して、アフリカ由来とアジア由来の生物が混在し、さらに独特の進化が見られるような進化の移行帯となっています。現在、西ガーツ山脈一帯には、世界的に絶滅が危惧されている植物相、動物相、鳥類、両生類、爬虫類、魚類が、少なくとも325種生息しているそうです。