富士山・山開き!
富士山・山開き!
7月1日は富士山の山開きです。毎年多くの人が登頂を目指します。やはり、日本人に最も愛されている名峰であることがわかります。今からさかのぼること44年、会社の同僚たちと富士山に挑戦して、五合目から登りました。当時は現在ほど人が溢れているわけではなかったので、たくさんの人を追い抜いて行ったのを覚えています。7合目までは女性社員に合わせていたのでゆっくりでしたが、彼女が7合目でリアイアした為、そこから速度を上げ結局4時間ほどで頂上にたどり着きました。幸い良く晴れていたので、日本という国を360度見渡せたのが今でも目に焼き付いています。山頂1周は皆で話してやめようということになり諦めました。下りは須走です。かかとから足を出して滑り下りをするのですが、ちょうど新雪をスキーで下るイメージです。要領をつかむまで少し時間がかかりましたが、慣れたら風を切って駆け下るイメージで大変爽快でした。5合目まで1時間ちょっとでした。5合目では、砂埃で全身が覆われていた為、最寄りの温泉に入り、登山の疲れを癒すのと身ぎれいにしていい気分になりました。何十年か前に岩が落ちる事故があって下ることが禁止された時期があったと思いますが、現在はどうなのでしょうか?
ところで、富士山周辺には富士五湖がることは誰もが知っています。山梨県にある「山中湖」、「河口湖」、「西湖」、「精進湖」、「本栖湖」です。しかし、精進湖から東に800メートルほどの場所に「赤池」という6番目の湖があるのを知っている人はどれほどいるでしょうか?「赤池」は、普段は姿を見せません。水底の溶岩が酸化して赤く見えたことが名前の由来だそうですが、大きさは直径50メートルほどです。大雨により精進湖の水位が上昇し、抱えきれない水量が溶岩の細かい穴を通り抜けて現れると考えられています。林の中に突如現れ、湖底にはそのまま森がある神秘的な湖で透き通った湖面に緑を映し出します。残念なことに10日ほどで姿を消してしまう幻の湖でもあります。「赤池」が現れたのは、近年では1991年、1998年、2004年、2011年とほぼ7年に一度です。前回が2011年ですから、2018年度の今年は幻の「赤池」が見られるチャンスがあるかもしれません。画像は登山と精進湖から見える富士山です。