北海道で観光列車スタート!
北海道で観光列車スタート!
日本の各地域で観光列車が企画されてそれなりに好評を得ていますが、赤字のJR北海道も業績改善の一助を期待して6月から11月迄観光列車を開始することになりました。場所は釧路と根室を結ぶ花咲線(根室線)です。花咲線は営業距離135・4キロの路線で、沿線の厚岸―糸魚沢(いといざわ)間にはラムサール条約登録湿地の「別寒辺牛(べかんべうし)湿原」や、別当賀(べっとが)―落石間にはシカの群れが多く見られる落石海岸など、景勝地もあり。東根室駅は「日本最東端の駅」として知られています。
財政状況が厳しいJR北海道は、新しく列車を造ることはせず、従来の普通列車に工夫を凝らして走らせるそうです。通常の生活電車ではなく一日上下各1本ずつ用意して、厚岸―糸魚沢間(1・5キロ)と別当賀―落石間(1・8キロ)で、通常時速55~70キロの速度を時速30キロに落として車窓からゆっくり風景を楽しめるようにすることや、東根室駅では通常1分の停車時間を2分に延ばして駅ホームにある記念碑で乗客が記念撮影できるようにします。外国人観光客対策としては、列車がこれらの見どころにさしかかると、スマートフォンなど携帯端末から日本語のほか英語、中国語、韓国語での音声ガイドが自動的に観光案内することで。外国人観光客も利用できるようにします。さらに、乗客が事前予約すれば、根室、東根室の両駅で「焼きサンマ寿司」と「やきとり弁当」、厚岸駅で「かきめし」、及び、ご当地弁当を駅で買うこともできるようにするそうです。この企画が成功すると、いずれ北海道一周の豪華な観光列車が出来るのではないでしょうか?まずは花咲線に一度参加してみたいですね!