佐渡島のコブダイ・ヤマト物語!
カテゴリ: 趣味
公開日:2024年02月15日(木)
佐渡島のコブダイ・ヤマト物語!
コブダイのヤマトは地元のダイバー達が付けた名前だ。
年齢は推定30歳、体長1m程の雄の巨大魚で頭に脂肪が詰まった異様な風貌が特徴だ。
食べるのは魚もあろうが、驚いたのはサザエを殻ごと口に入れ、殻を噛み砕いて中身だけを食べ、割れた殻は吐き出すのである。
佐渡島の北東美に北小浦港があるが、そこから500mほど沖に、深さ30m程の海底から18m程の高さがある大岩がある。
この岩は地元で赤岩と呼ばれ、そこがヤマトの縄張りである。
毎日赤磐の周囲を泳ぎ回り侵入するものがいれば追い出し、腹が減れば赤岩にによってくる門を食べるのである。
小次郎という比較的若い雄が縄張りを奪うべく挑戦してくるが、画像の如く口の大きさを競うのが戦いで一昨年まではヤマトが勝っていたが、昨年一度負けた節がある。
しかし、その後の戦いで縄張りを取り返したようで現在でも赤岩の主であるが、
ダイバー達のコメントによれば来年は小次郎に乗っ取られそうだ。
コブダイは大変ユニークな魚で生まれてくるのは全て雌なのである。
体長が50cm程になりさらにでかくなると見込まれるものだけが性転換をして雄になるそうだ。
ヤマトも最初は雌だった画像も保存されていた。
コブダイが何歳まで生きるのか不明だが、たとえ小次郎に縄張りを奪われても長く生きてほしいと思う。
(L・D)