木登りアリ地獄!
カテゴリ: 趣味
公開日:2024年01月14日(日)
木登りアリ地獄!
幼い頃地面を観察していると砂地がすり鉢状になっている場所がいくつかあった。
そこに蟻を入れるとすり鉢の底がモゾモゾ動き出し2つの棒のようなものが底から出て来る。
その棒で蟻を挟むのだがこれが口なのである。
その後本体もちらっと披露してまた底の中に入って行ってしまう。
映画インディー・ジョーンズに同じような場面があったように思うが、
自分は手持ちシャベルで砂地をえぐりプラスチックの透明な箱に入れて家に持ち帰ったものだ。
家で一日ほど経つとすり鉢が形成されているのである。
餌をあげなくちゃと思い外に出て蟻を捕まえ箱に入れるとやはり襲ってくる。
凄い生き物だなーと思ったことを覚えている。
そこでふと思ったのは、こんな経験をしたり、
アリ地獄がウスバカゲロウの幼虫だと知っている人は若い人は何パーセントくらいだろうかということ。
写真家で記者も兼ねる人はたくさんいると思うけど昆虫記者というのはあまり聞かない。
一人の昆虫記者が報道したのは画像のような木登りあり地獄。
砂地の中にいるはずのあり地獄が木登りして餌を摂るという。
常識破りのウスバカゲロウはコマダラウスバカゲロウと称するそうだ。
日本の常識は必ずしも世界の常識ではないが、日本の中にもあっと驚く非常識がある一例!
(L・D)