映画「砂の器」!
カテゴリ: 趣味
公開日:2022年02月14日(月)
映画「砂の器」!
松本清張の同名の長編小説が映画化されたもので1974年公開されました。コロナ禍で家にいることが多くなるとテレビでの映画鑑賞も増えます。
洋画を見ることが多いのですが今回は邦画をと思って、推理小説が好きなのでこの作品を観ることにしました。
この小説は1960年から1961年に書かれたものですから、
この中で扱われているハンセン病への偏見も今よりはもっとあったのではないかと思われます。
患者である父とその子がお遍路姿で放浪する場面が四季を通して描かれています。音楽に乗って地方都市の風景が四季折々実に美しいのです。
山陰を走る特急「まつかぜ」がでてきますが、あのころ「まつかぜ」に乗ったことがあり、
松江で乗り換えて宍道湖を見ながら走る夕暮れの山陰線の車窓の風景は実に美しい忘れがたいものでした。
また、この映画のなかで訛りが事件解決に大きな役割を果たすですが、
確かに出雲方言にちょっと東北の方言に似た部分もあったなと思いだしたりしました。
古い映画を見ることは筋を追う楽しさはもちろんですが、映像の中に色々な過ぎ去った思い出を見つける喜びもありとても良いものだと思います。