メニュー

ブエノスアイレスのマリア! - 天と地にある物事を想い巡らすサイト!よろず放談

お問い合わせ

ブログBLOG

ブエノスアイレスのマリア!

カテゴリ: 趣味 公開日:2021年12月27日(月)

ブエノスアイレスのマリア!

アストル ピアソラ生誕100周年に当たる今年の12月22日夜にピアソラと詩人オラシオ フェレールの最高傑作オペレッタ
(小さなオペラ)が、座・高円寺2で上演されました。
tangopiasol
バンドネオン、ヴァイオリンをはじめとする楽器11人、歌手2人、朗読1人、それとは別に群読するのは世界チャンピオンを含んだ
5人のアルゼンチンタンゴダンサー達。すべてスペイン語での上演なので日本語字幕がスクリーンにあらわれます。

目で追えるスピードということで意訳になっていますが原語での上演の雰囲気はそのままに字幕で内容の理解を助けるという手法です。

内容は難解です。“田舎から出てきたマリアがやがて地獄に落ちて死んでしまうが、その影は街をさまよい続けやがて身ごもる” マリアが生んだものは一体何だったのか。どうやらマリアはタンゴそのものという風にとらえられるのではないかということのようです。
詩の内容も象徴的で難しいのですが、あとは感覚で理解を補うということなのでしょうか。
1時間35分の上演時間の間、ある時は音楽に、ある時は歌に、ある時は言葉に、ある時はダンスに、そしてある時は全てが重なりあってとてつもなく大きなエネルギーになり、その中に引き込まれて行く体験をしました。
観客に大きな感動を与え拍手は鳴りやまずスタンディングオベーションで称える人々もいました。