藤井竜王・2021年度の戦績!
藤井竜王・2021年度の戦績!
12月の公式戦を終了している藤井竜王の現状を見てみましょう。
1月~3月の期間は名人戦順位戦B級1組の残り3局と渡辺王将に挑戦する王将戦七番勝負が残っているだけで
比較的楽な日程となっています。
おそらくその間自宅でAIを活用し特に序盤戦の徹底研究に時間を割きそうなので、
2022年もは益々強くなっている可能性があります。
本題に戻ると、公式戦記録には4つの項目が有ります。
それぞれの項目で藤井竜王はトップを走っていますが、2位との差を見てみましょう。
対局数:1位 藤井竜王 53局
2位 豊島九段 41局
勝数 :1位 藤井竜王 44
2位 伊藤四段 28
勝率 :1位 藤井竜王 0.830
2位 西田五段 0.810
連勝 :1位 藤井竜王 19
2位 西田五段 12
全ての項目で2021年度終了時トップを維持しそうな情勢です。
唯一残念なのは勝率です。歴代1位は1967年に当時五段だった中原永世名人が打ち立てた0.8545です。
仮に藤井竜王がB級1組の残り3局と王将戦4連勝を果たし、7勝を追加しても最終勝率は0.850ですから新記録は達成出来ません。来年に持ち越しということでしょうか?但し、歴代1位の中原永世名人も2位の中村七段も達成時は5段でしたから、
藤井竜王の様に最強水準の棋士達との対局で達成しているものではありませんので、今季の藤井竜王の勝率は価値があると思います。
藤井竜王以外で目を引くのは、藤井竜王より若干若い伊藤四段が項目順に7位、2位、3位、8位と実績を残していることです。
まだ若いですから急速に力をつけて藤井竜王とのタイトル戦に臨むかもしれません。