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藤井竜王の2022年は? - 天と地にある物事を想い巡らすサイト!よろず放談

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藤井竜王の2022年は?

カテゴリ: 趣味 公開日:2021年12月04日(土)

藤井竜王の2022年は?

2020年に二冠を獲得し、2021年はその二冠の防衛と同時にさらに二冠を獲得して十代にして四冠になりました。
しかも一つは竜王位ですから名実ともに将棋界の第一人者になったのです。

この2年間の目覚ましい躍進に将棋ファンのみならず、国民が驚きと期待感で今後の行方を見守っています。

先日竜王と並ぶ最も権威のある名人戦B級リーグの9回戦が行われ藤井竜王が粘って粘って深夜に逆転勝ちしました。

ABEMATVが無料で見せてくれたのでこの1戦を見守っていましたが、AIの評価は相手の近藤七段が65%、
藤井竜王が35%程度の勝利確率で進行して行きます。

この1局は負けだなあと思っていましたが、23時頃に近藤七段の指した手が急ぎすぎた様でAI評価が50%対50%に戻り、
その後、数手で35%対65%に逆転したのです。

双方6時間の持ち時間でその時点では両棋士共に残り10分台でしたから、昼食と夕食時間を含め約14時間考え続け他結果です。

個人的には藤井竜王が勝利して良かったと思いましたが、1手で形成が変わってしまう将棋というゲームは恐ろしいと思いました。

名人戦予選のB級リーグ戦は13人での総当たり戦ですが、鬼の住処とも言われるほど抜け出すのが難しいリーグ戦です。
この勝利で藤井竜王は8勝1敗となり7勝1敗の佐々木七段を抜きトップに躍り出ました。
残り3局のでき次第ですが、A級リーグ進出の可能性が高くなって来ました。

さて、2022年の藤井竜王はどんなミラクルを見せてくれるのか考えてみました。

まずは4冠(王位、棋聖、叡王、竜王)の四冠を防衛しなければなりません。

その上で1月から3月にかけて渡辺王将との七番勝負があります。持ち時間8時間で二日制の対局です。これに勝つと五冠になります。
B級リーグも1月にはA級昇格が決まるでしょう。A級リーグは来年の後半から始まります。
そこで優勝出来れば再来年に渡辺名人(来年負けると新名人)との7番勝負に臨むことになります。

名人戦のスケジュールからすると最初の挑戦で勝ち名人になると谷川九段が持っている最年少名人の記録を抜くことになるので、
将棋界も報道界も注目しているのです。

「たられば」ばかりで恐縮ですが、これまでの5年間も信じられないことを実現して来た藤井竜王ですから、

2022年も凄いことをやってくれるのではないでしょうか?