藤井四冠誕生!
藤井四冠誕生!
昨日11月13日は藤井聡太棋士の日でした。
四冠を目指す藤井三冠が竜王を決める第4局の2日目です。
日本将棋連盟の計らいでPCで進行に合わせて棋譜が見れるので、PCをつけっぱなしにして選局を見ていました。
個人的には是非四冠になってほしいと思っていましたので、どうしても局面を見る目が藤井三冠にひいき目になります。
ところが進行は藤井三冠より豊島竜王の仕掛けが早く、藤井三冠が前屈みになって盤面を見つめるシーンが増えていきます。
自分の空っぽの頭で手を読んでみようとしましたが、考えるほど藤井三冠が不利に見えてみていること自体絶えられなくなります。
夕方になって持ち時間がなくなり秒読みになった藤井三冠が益々厳しいのかなと思っていたのですが、
豊島竜王の攻めが111手の角取りで一段落した時に藤井三冠が満を持した反撃を開始し、122手目で豊島竜王を仕留めたのです。
19歳の四冠はもちろん初めてのことですが、最高位の竜王になったことで藤井四冠が最高棋士になったのです。
生まれて19年、プロになってわずか5年4ヶ月程でそこまで上りつめるものでしょうか?
信じられないことばかりですがもう一つあります。竜王戦の挑戦者になるためには何回もある予選を勝ちぬかなければなりません。
最初の6級は竜王及び5級までに在位する棋士を除く棋士達、アマ5名、女流棋士4名、奨励会1名が参加するトーナメントです。
5級と4級は32名によるトーナメントです。3級~1級は16名によるトーナメントです。そして決勝トーナメントは1級から5名、
2級から2名、3級~6級は角1名が参加するトーナメントで、挑戦者を決める決勝戦は3番です。
藤井4冠のプロとしての最初の対局は竜王戦6級の1回戦であの伝説の加藤一二三棋士でした。
この対局は報道でも大きく取りあげられ、その後ひふみんでTVに良く出演されているので皆さんもご存じでしょう。
富士四冠は昨日4-0で竜王になりましたが、6級から決勝トーナメントで挑戦者になるまで1回も負けていないのです。
これも当然新記録です。
将棋界のみならず各界から称賛の声が上がっています。国民画の幅広い層が注目していることが分かります。
この次は渡辺王将への挑戦をかけたリーグ戦があります。
現在4-0でトップですから残る2局を勝ち抜いてほしいと思います。