大相撲の豆知識!
大相撲の豆知識!
○ 大相撲の起源は古墳時代(300年代~奈良時代)で神話の世界に遡る?
古墳時代の埴輪には、明らかに力士の姿を想起させるものがあります。奈良時代の古事記の中の
「国ゆずり神話」に、「建御雷神(たけみかづちのかみ)」が力くらべで国ゆずりを遂行した様子が
語られています。
○ 大相撲が職業かしたのは江戸時代で歌舞伎と共に2大娯楽産業でした。
○ 横綱の歴史
・横綱は初代(明石)から72代(稀勢の里)まで72人です。初代明石の生没は不明ですが江戸時代
前期だったようです。
・13代から明治時代です。
・超有名な双葉山は35代で69連勝と12回優勝が有名です。
・41代千代の山からTVで見ることができました。
・大鵬は48代で32回優勝
・北の湖が55代で24回優勝
・千代の富士は58代で31回優勝
・貴乃花は65代で22回優勝
・朝青龍は68代で25回優勝
・白鵬は69代で44回優勝(2020現在)
○ 1926年から優勝杯(天皇杯)が授与され始めました。
○ 1927年大日本相撲協会が発足されました。
○ 1931年4月の天覧相撲で径4.55m(15尺)の土俵になりました。
○ 1939年5月場所から1場所が15日間になりました。
○ 1958年から年間6場所になりました。
○ 相撲部屋は現在44部屋です。
○ 日本文化が残る言葉
・「花道」は力士が入退場で通る道ですが、大昔に宮中での「相撲節会」の際に、東方の力士が葵、
西方の力士が夕顔の花を頭につけて入場したことに由来しています。
・「塩まき」は土俵に入る前にまきますが、土俵の邪気を祓い、土俵を清め、神に祈るという意味で
「清めの塩」と言われます。十両以上が認められています。
・「蹲踞」はつま先で膝を大きく広げ、背筋を伸ばしてて軽く膝にのせる土俵上の基本姿勢です。
相手に対して敬いの念を示す意味があります。
・「塵をきる」とは蹲踞に続いて柏手(かしわで)を 打ち、両手を大きく広げる動作のことです。
堂々と戦うことを意味しています。
・「四股」とは大切な準備ですが、本来「醜いもの」という意味があるので、四股を踏むことで
地中に潜む邪気を祓う意味があります。
・白房・赤房は土俵の四隅のなかの二つです。それ以外に青と黒があります。4つの房がそれぞれ
四季と四神を表わしています。青は春で青龍神、赤は夏で朱雀神・白は秋で白虎神、黒は冬で
玄武神を表しています。
・「力水」は白房と赤房下に置かれた桶の水を買った力士からつけてもらうことです。
蹲踞の後水をつけてもらい、口をすすいで身体を清める意味があります。
江戸時代と異なり現在は外国人力士も多くいますから、大相撲は伝統を守りつつ国際化を図る必要が
あると感じます。特に年寄名跡については利権に絡む課題や外国人を排他する閉塞性が指摘されています。
天皇杯を持つ伝統を尊ぶ国技ですから、維持しなければならないことと、改善出来ることをしっかりと
検討してほしいと思います。