世界3大時計ブランド!
世界3大時計ブランド!
時計と言えばロレックスやオメガを思い浮かべる方が日本には多いように思いますが、
ちょっと調べただけでもものすごく多くのブランドが存在しています。時計の最大の
見本市はスイスのバーゼルで行われ、一度訪れましたが、あまりにもブランドが多すぎて、
何が良いのかよくわかりませんでした。補聴器メーカーのバーナフォン勤務時代に多くの
販売店オーナーが時計愛好家であることがわかり、彼らのコレクションを見せてもらうと、
皆さん補聴器販売が好調に推移していることを感じたのを思い出します。
ところで、世界3大時計があることを知っていますか?
共通点は長い伝統とジュネーブシールと称するムーブメント規格です。これはスイスの
ジュネーブ州が時計製造技術を保護することを目的として発足させたもので、すべての
部品の製造と組み立てがジュネーブ州内で行われなければなりません。従い、日本の
技術力を誇るセイコーやシチズンは対象になりません。
○ ヴァシュロン コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN):
1755年創業で最も長い歴史があります。王族や貴族にも愛されてきたブランドで、
スイス時計といえば、ヴァシュロン コンスタンタンを連想する人が世界には沢山いる
そうです。ブランドのシンボルマークでもあるマルタ十字は、突き出た4つの角が、
騎士道における8つの美徳を表現しているといわれています。
人気がある製品としては「オーヴァーシーズ」があります。
○ パテック フィリップ(PATEK PHILIPPS):
1839年創業で、スイスで初めての腕時計を開発したメーカーです。世界一の時計を
作るという理念のもと、選び抜かれた素材と最高峰の技術を駆使し、デザイン性と
機能性に優れた腕時計を数多く世界へ送り出してきました。スイスだけではなく、
世界の時計制作技術を大きく進歩させたブランドでもあることや100件以上も
特許技術を取得していることから、3大時計ブランドの筆頭格と言われています。
世界中の一流セレブからも認められ、ヴィクトリア女王やローマ教皇などの要人のほか、アインシュタインやキュリー夫人、チャイコフスキーなどの偉人たちも顧客名簿に名を
連ねています。日本人では大正天皇や昭和天皇、今上天皇がパテックフィリップの時計
を愛用していたことで有名です。人気がある製品は85年以上にわたり同じフォルムで
制作されている「カラトラバ」や、同社が初めて製作した本格的なスポーツウォッチで
ある画像の「ノーチラス」です。
○ オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET):
1875年創業で、世界で初めてステンレススティールを採用したメーカーとして
有名です。「伝統と革新の調和」というブランドコンセプトのもと生み出された時計
「ロイヤルオーク」は現在でも高い人気を保っています。
スイス以外では下記2メーカーが高い評価を受け、上記3社と合わせ世界5大ブランドと
言われることもあるそうです。
○ ランゲ&ゾーネ(LANGE&SöHNE):
1845年フェルディナント・アドルフ・ランゲがドイツのグラスヒュッテに設けた
工房からスタートしました。
○ ブレゲ(BREGUET):
1775年にフランスのパリ(シテ島)においてアブラアン・ルイ・ブレゲによって
創業されたメーカーです。創設者のアブラアンは、ひげゼンマイやトゥールビヨン、
パーペチュアルカレンダーといった複雑で画期的な機構をいくつも発明し、時計の歴史
を200年も早めたといわれる人物です。
上記のブランド時計は全て何百万円以上の価格ですから、手に入れるのは夢物語です。