スイカの話!
カテゴリ: 趣味
公開日:2020年08月20日(木)
スイカの話!
漢字で書くとスイカは西瓜であることは大抵の人が知っています。
しかし何故西瓜と書くのか知っている人は果たして50%いるでしょうか?
答えは中国の西方から伝わったので西瓜となったのです。同じようなことがカボチャにも
言えます。カボチャは南瓜と書きますが、中国の南に位置する東南アジアから伝わった
ため南瓜となりました。
本題に戻りますが、スイカは赤色と黄色があります。
黄色のスイカにはベータカロテンが多く含まれています。ベータカロテンはビタミンAに
変化して目の神経伝達物質になりますし、活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの
生活習慣病から身を守ってくれます。食べるとあっさりとした甘さがあります。
赤色のスイカにはリコピンが多く含まれています。リコピンは悪玉コレステロールの
酸化を抑制して血流を改善します。食べるとしっかりとした甘さがあります。
中国から伝わったスイカは元々黄色の方が多かったようです。
遺伝的には優勢が黄色で劣勢が赤色ですから、黄色いスイカと赤色のスイカを
掛け合わせると黄色のスイカになるのです。
日本ではしっかりした甘さと赤色が好まれ、赤色のスイカが主流になっています。
何気なく食べるスイカにも由来や栄養素の違いなど、奥深さが感じられます。
現在進行中の王位戦第4局で木村王位と藤井棋聖は、昼食のデザートにスイカを食べて
いるでしょうか?