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アイラウイスキー!

カテゴリ: 趣味 公開日:2020年08月09日(日)

アイラウイスキー!

若い頃に飲んだスコッチウイスキーはブレンドウイスキーでしたが、ある時期から、

シングルモルトが日本でも評判になりました。そろそろシングルモルトに挑戦しようかという時に

イタリアに滞在したため、ウイスキーの探求は中断しました。イタリアでは

ワイン一辺倒になり、蒸留酒としてはグラッパといった習慣でウイスキーとは離れた

世界に暮らしていたのです。今から15年ほど前に友人に教えてもらい、試飲したのが

ラガヴーリン16年でした。薬品や煙のような香りと塩っぽい味が強烈でこれが

ウイスキーかと驚いたものです。その時に聞いた話がアイラ島で作られるシングルモルト

ウイスキーでした。それ以来ウイスキーを味わうときはアイラ島のウイスキーを好んで

味わっています。

アイラ島はスコットランドの西に位置する約600平方kmの島で、古くからウイスキー

の製造が盛んだったことで知られています。アイラウイスキーについていろいろ知識を

収集すると、日本にもアイラウイスキーの熱烈なファンが沢山いることを知り、自分が

如何に無知であることを痛感しました。

アイラウイスキーの最大の特徴は、前述したとおり独特な香りです。薬品や煙のような

臭いを生み出しているのは、大麦を感想させるときに使用するピート(泥炭)です。

アイラ島の土壌が海藻類や苔が堆積した、いわば、自然の炭なのです。さらに磯の香りも

染みこんでいて独特の香りとなります。

アイラ島には現在9つの蒸留所があります。

アードベッグ、ラフロイグ、ラガヴーリン、ボウモア、カリラ、ブルイックラディ、

ブナハーブンの7つは100年~200年の歴史を持つ蒸留所ですが、キルホーマンと

アードナッホーは2000年以降に出来た蒸留所です。

9つの蒸留所はそれぞれ違いがあるようですが、島の南にあるアードベッグ、ラフロイグ、

ラガヴーリンで作られるウイスキーの方が独特の香りが強いと言われています。

いくつかの蒸留所を紹介します。

   9つの蒸留所で一番古いのは1779年創業のボウモアで、代表的なボウモア12年は

「アイラの女王」とも称され、アイラウイスキーの入門としても最適だそうです。

   ラフロイグはイギリスの皇太子御用達の由緒あるウイスキーとしても知られています。

特にラフロイグ10年はピートの風味が強く、好みがはっきりと分かれるほどの

個性的な味わいが特徴で世界中にもファンが多いそうです。

   新しく出来た蒸留所のキルホーマン・マキヤーベイは、ほのかな塩の旨味も感じる

爽やかな海の香りが特徴です。鼻を刺すような臭いはなく、アイラウイスキーに慣れて
いない人でも飲みやすいそうです。

   アードベッグも有名な蒸留所です。定番銘柄のアードベック10年はスモーキーで

ありながらフレッシュな風味と、潮風を感じるような軽やかな味わいの中にある

重厚感が特徴です。

   ラガヴーリンも欠かせない蒸留所の一つです。中でも代表銘柄のラガヴーリン16年は

「アイラの至宝」とも称され、他の蒸留所では出せない圧倒的な個性のある味わいが
あり、個人的にも一番お好みのアイラウイスキーです。

 

未だ経験のない方は、ぜひアイラウイスキーの独特の香りを味わってみてください!