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東京にある元号名通り!

カテゴリ: 趣味 公開日:2020年07月31日(金)

東京にある元号名通り!

東京には通称が元号名の幹線通りがあります。

それは明治通りと昭和通りです。大正通りはあるのかも含め由来を調べてみました。

関東大震災後の1927年に東京都で3本の道路が計画されました。

明治通りは、港区南麻布2丁目から渋谷区、新宿区、豊島区、北区、荒川区、台東区、

墨田区を経由して江東区夢の島に至る総延長約33.3kmの環状5号線で、環七や

環八よりも先に整備された道路です。

明治時代に整備された道路ではなく、他の道路のように公募された通称ではないので、

名付けの由来が不明なのですが、明治神宮の近くを通るためという説が有力なようです。

残りの2本のうち一本は昭和通りですが、もう一本は現在別名で呼ばれる大正通りです。

両方とも同時期の計画で昭和通りを南北に走る第1号幹線、大正通りを平行に走る

第2号幹線として計画されました。

昭和通りは台東区根岸と港区新橋を結ぶ延長8kmの道路です。

大正通りは、隅田川に架かる両国橋から、皇居の北側の北の丸公園の北を通り、

新宿駅の北の大ガードに至る延長8kmの道路です。

この第1号幹線と第2号幹線の開通にあたって道路に通称を付けることになり、

現在の毎日新聞社が公募を行った結果、昭和通りと大正通りに決定されました。

その後、昭和通りは定着しましたが、大正通りは定着しなかったのです。

1962年に東京都が都道の愛称を制定したときに、残念ながら大正通りは選ばれず、

靖国通りとなりました。

靖国通りが大正通りとは知りませんでしたが、個人的には大正通りが良いと感じます。

明治、大正、昭和となれば、平成はどうなのだろうと疑問に思います。

結論からいうと平成通りはあるのです。東京証券取引所の前を起点に、築地の晴海通り

まで約1.9kmの道路で、1989年(平成元年)に中央区が通称を定めました。

最後に令和ですが、東京都ではまだこの通称の道路はありません。

近々定められるのではないでしょうか?