古希と喜寿!
カテゴリ: 趣味
公開日:2020年06月30日(火)
古希と喜寿!
70歳代のお祝いは2つあります。
70歳のお祝いが古希、77歳のお祝いが喜寿です。お祝いの色は何れも紫です。
古希は中国から伝わりました。758年に中国の詩人・杜甫によって読まれた
漢詩「曲江」の一節『酒債は尋常行く処に有り 人生七十古来稀なり』からきています。
この一節の意味は「酒代のツケはどこに行ってもあるが、古来より70歳まで生きる人は
めったにいない」です。
私も昨日が古希の誕生日で、下北沢の湘南倶楽部というレストラン様が
古希祝いをして下さいました。【はじめての補聴器】サイト運営に益々力が入ります。
現代では健康寿命百年といったキャッチコピーが気軽に報道されていますが、
758年の時代は70歳まで生きる人はあまりいなかったと容易に想像できます。
杜甫はこの漢詩を47歳の時に詠ったのですが、御本人は70歳まで達せず
59歳で亡くなったそうです。
日本に伝わった古希は当初漢詩に記載されているとおり「古稀」でしたが、いつからか
「古希」になりました。理由は「稀」が当用漢字に無いことや70歳まで生きることが
稀(まれ)ではなくなったこと、さらに、これからの人生に希望の意を込めたことで
「希」に代わったそうです。
喜寿は古希や還暦のような輸入品ではなく、国産です!
何故77歳が喜寿かといえば、「喜」という字の草書体が「㐂」です。この字の楷書が
七十七に見えることから選ばれたそうです。お祝い事ですから「喜」を選んだことは
日本人らしい発想の様に思います。
私と同様今年古希を迎える方々には、喜寿に向けて人生を謳歌して頂きたいものです!