藤井七段がやりました!2つめのタイトル挑戦です。
藤井七段がやりました!2つめのタイトル挑戦です。
昨日行われた第61期王位の挑戦者決定戦で、またもや永瀬2冠を下し、王位戦の
挑戦者に決定しました。
棋聖戦と王位戦の挑戦者になり、両方とも田尾トルを奪取する期待を込めたブログを
掲載しましたが、挑戦者決定まではブログの筋書き通りになっています。
若干17歳の若者が百戦錬磨のトップ棋士達を破りながら駆け上がって行く過程をみると
夢を見ているような、漫画の世界のような、凄いことが起こっていると思います。
将棋の世界には次の8大タイトルがあります。
タイトル名 開始年 番数
名人 1935年 7番
王将 1951年 7番
王位 1960年 7番
ヒューリック杯棋聖 1962年 5番
棋王 1975年 5番
王座 1983年 5番
竜王 1988年 7番
叡王 2017年 7番
今回挑戦が決まった王位戦は7番勝負で先に4勝した方がタイトル保持者になります。
挑戦者になるには大変厳しい試合に勝って行かないとなりません。
まず、前年のシード4棋士を除く全棋士と女流棋士2人が参加して、予選トーナメントが
行われます。その後、勝ち上がった8人とシード棋士4人が挑戦者決定リーグに出場します。
6人ずつ紅白に分かれて対戦し、紅白リーグの優勝者同士で挑戦者決定戦を行い挑戦者を
決めるのです。藤井七段も永瀬2冠もリーグ戦を5戦全勝で勝ち上がって来た結果でした。
現役最年長タイトル保持者の木村王位に対し、現役最年少の挑戦者である藤井七段が、
どのような戦いを挑むのか、将棋ファンだけでなく一般の方々も大変興味を持てるのでは
ないでしょうか?第1戦は7月1日に藤井七段の地元である名古屋で行われる予定です。
棋聖戦と合わせて2冠獲得を期待しましょう!